![[晴れ]](https://blog.seesaa.jp/images_e/1.gif)
∠・m= チュンチュン
Σ・m= チュンチュン
三保高原のコテージで迎えた朝
岡山ツーリング1日目からの続きです
今日も快晴♪
朝ごはんは昨晩
お腹一杯で食べれなかった鍋の雑炊ですよ。
ほとんど役に立たない僕が
珍しく朝ごはんを担当いたします。
地鶏と野菜のエキスタップリの
スープにご飯を入れてひと煮立ちさせて
火を止めてからとき卵を入れてフンワリと仕上げます。
ド素人の僕が作ったにしてはなかなか
美味しゅうございました。
んじゃ、ボチボチ荷物をまとめて
404さんも含めた6台で岡山ツーリングの
2日目をスタートしますヨ!
本日もOhIkeさんの先導で
三保高原までの山道を
下ります。
薄暗かったので気付かなかったけど
標高は400mほどだったけど
綺麗なところだったようです。
クネクネ道の木々の間からは
雲海が見えています。
ってことは
下に降りると・・・
山から雲が襲ってきます
やっぱり・・・
さ、寒い・・・
川から発生する霧もあって
真っ白の世界になったけど
少し走るとスッキリとした秋晴れです
今日は弁柄で有名な吹屋ふるさと村へ
行くのがメインです。
ドライブインの看板に
菊ヶ峠って書いてるので
R484を走っているようです。
(走っているときには見なかったマップルを今見てますケロ)
日差しがあるので
背中がポカポカして気落ちがいいです
田舎道だけど
すばらしく道がいいです。
山奥になると
さすがに道幅は狭くなるけど
車が走ってないので走りやすいです。
(たまに対向車が来るとビビリます)
んで多分県道71号線に入って
また県道31号線に入ったものと思われます
普通に綺麗だった
山の紅葉が更に綺麗になっていきます
で、本日最初のスポットの
宇甘渓(うかんけい)に到着。
九州の耶馬溪っぽい所で
すんごく綺麗でした。
川に架かる揺れない吊り橋から
山を眺めます
とっても綺麗です。
せっかく高いのがダメな
OhIkeさんとかおりんがいるのに
橋が揺れないのは残念ですが
綺麗な紅葉が見れてラッキーです。
カワセミ号にも紅葉を見せて
トイレへ行きますが・・・
ここのトイレはこの滝の裏なのだ
面白い!
(トイレはいたって普通ですケロ)
寒いとオチッコが近いので
しっかり済ませて出発しますが
どうも昨日からめにまるさんのCBのブレーキランプが
点いたままのような気がして出発前に点検すると
やっぱり点きっ放しでした。
道理でどんなコーナーも
ノンブレーキで曲がってすげぇなって
思ってたんだよね。
原因は立ちゴケの時にフロントブレーキの
スイッチに不具合があったようです。
さっさと修理をすませて宇甘渓を出て
次の羽山渓までは隊列の
真ん中を走ってみます。
んでルートですが
う~ん ・ ・ ・ わからん
多分国道から広域農道を走ったのは覚えてるのですが
コーナーと戦っていたので判りません。
そして先頭のOhIkeさんはセンターラインのある道から
廃道寸前の林道へ入っていく
本当に本州の山奥へ来たって
感じの場所です。
大型車は絶対に入れない
まさに秘境的なムード満点のスポットです。
この先が羽山渓なのですが
災害の為に通行止になってるようです。
でも、登山の人に聞くと先までは
行けるようなので行ける所まで行ってみようと
廃道へGO!
細い真っ暗なトンネルを抜けて
谷へ向けて走ってみると
凄い崖の前でストップ
ここが羽山渓らしいけど
紅葉よりこの石灰岩の岩山が凄いです。
オーバーハングした岩肌では
クライミングの練習をやっています。
高いところが苦手なかおりんが
やりたそうな熱い目線を送っていました。
(アクティブは事はOKらしい)
バイクを停めた目の前には
素堀りのトンネルがあるけど
その横にも穴ポコがありました。
迷路のようになってるようだけど
入れそうな感じです。
クライマーさんに「あのぉ~、この穴って
入れるんですか?」と聞くと
「入れるけど電気がないと無理ですよ」
と、言うことらしい。
電気持ってますケロ
廃墟ハンターでは常識の装備です。
なので入ってみた・・・
(みんな明かり持ってるし・・・どんな集まりなん
![[たらーっ(汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/163.gif)
で、入って見ると予想はしてたけど
天井低っ!
腰が・・・
首が・・・
でもなかなか素晴らしい自然の造形美です。
石灰岩の岩山なので
鍾乳洞なんだね。
「ウワッ!
ぬかるんでる!」
「ウワッ!
なんか地面が・・・・」
と騒がしいけど
なかなか盛り上がってるぞ
「もう、絶対こんな所で鍵とか落とさんでよ」(かおりん)
「ゲジゲジとかおらんよね~?」(僕)
決死の行軍で奥まで進むと
少し広い場所に出ました。
広いところと言っても
電気が無いと何も見えない
漆黒の闇の世界です。
みんながいるのでワイワイキャーキャーと
騒がしいので怖くはないけど
ゲジゲジが怖いので天井を気にしながら進むと
闇の住民を発見!
ブチャイクな顔の
キクガシラコウモリ君だ
昼なので寝てるのか冬眠しているのか
判らないけどツンツン突付いて
揺らしても起きません(笑)
まだ奥まで進めそうでしたが
中腰がキツイので出ましょう
ここは面白いぞ~!
(一人では入れないけどね)
で、ここでやらかし隊が発生!
(僕じゃないよ)
「あれ、鍵が無い・・・」
「エェーー!さっきかおりんが
注意したばかりなのにぃ~!!」
歩いたルートはほぼ決まってるので
落としたOhIkeさんと再び穴ポコへ・・・
って、なんと入口から数メートルのところで発見!
「いや~、捨てたとしたら入口かな?って
わかっとったけどね」
(ナゼ捨てる? しかも2回目だし・・・)
ということでした。
本当に見付からなかったらJAFも来るのを
嫌がるような場所なので良かったよ。
では素掘りのトンネルで集合!
この集合写真を撮ったまま
バイクを置いてトンネルの先へ歩いて
探検してみることにします。
ほら・・・・
バイク置いてきて正解じゃん
落ち葉が凄い!
流石廃道です。
で、先へ行ったらまだトンネルがあるかと
思ったのだけど無さそうなので戻りましょう。
元来た道を戻ると
山水を直接谷に流す溝がありました。
先へ行くと発電所もあるので
本来はしっかりした道だったようです。
鍾乳洞の前でバイクの向きを変えて
上の広域農道へ戻って
村道を行くよ
細い山村の道を行くと
目の前に豪邸が・・・
広兼邸に着きました。
見覚えあるかもしれないけど
この広兼邸こそ「八つ墓村」のロケに使われていた
屋敷なのでございます。
よく犬神家の一族と間違いやすいけど
頭にロウソクを立てて「祟りじゃ~」の村ですよ。
もちろん八つ墓村というのは
小説の中だけの地名でロケ地はアチコチで撮影して
編集していますが
ほんとロケに使うのがわかるような山奥にビックリするくらいの
豪邸なのでした。
まるでお城のような石垣の上には
門番が常駐する部屋まであるよ。
屋敷の庭からは八つ墓村ではなくて
成羽町の吹屋ふるさと村
銅鉱山が幾つも点在する地域で
その鉱山から産出される副産物で
弁柄(べんがら)という赤い顔料で
巨万の富を得た豪商の家で庭には
水琴窟があって竹筒に耳を当てて
水を落とすと・・・
チャッポンビョンチョピンポヨンって
不思議な音がします。
屋敷をグルッを見学して
屋敷の横の小道を通って
駐車場へ戻ります
この小道は何故か誰も歩かないけど
とっても綺麗なのでした。
バイクで吹屋ふるさと村内を
少し走るとこの土地に富をもたらした
弁柄を作る資料館がありました。
銅鉱山から産出される磁硫鉄鋼から
酸化第二鉄を作ってどうたらこうたらと
弁柄の難しい説明は別レポでってことで
その磁硫鉄鋼を産出していた鉱山へGO!
GO!と言ってもおなじ吹屋ふるさと村内なので
すぐに到着!
笹畝坑道です。
吹屋銅山の坑道の一部で
現在は観光坑道として開放されている
鉱山の跡です。
入口の受付でヘルメットを借りて
2個目の穴ポコへ入るのだ!

それではみなさん
「ご安全に」
で、詳しいレポは別に書くとして
とにかく先ほどの鍾乳洞と同じく
天井が低くて・・・

奥までいくと広い空間に出て
そこから幾つも坑道が延びていました。
そうそう、
塞がれていても覗きは基本だよね。
観光坑道なので
やっぱりいやがったか!と
おもうリアルな人形達

坑道内のアチコチで
赤フンをちらつかせながら
仕事をやっています。
順路にしたがい一通り見て外に出ました。
かなり充実した坑道で
世界遺産になった石見銀山の坑道より
はるかに面白いです。
ヘルメットを返却して
次はまたまた吹屋ふるさと村内にある古い家並みが
のこる街で昼食タイム
適当に入ったお蕎麦屋で
美味しいお蕎麦を頂きました。
この街も吉岡銅山で栄えた街で
その大きな片山家住宅などを
資料館として開放しています。
みんな食後の運動ついでに
それぞれバラバラに好き勝手に
見て回ります。
僕も一人でさっさと家の奥まで
見て回ってそろそろみんなと合流しようと
回りを探します。
かおりんやSHIHOちゃんを見つけて
んっ?
これは間違いなく404さんだな
上に上がっとるようだ。
みんな集合した後は
少し歩いた先にある
吹屋小学校へ
木造校舎の素敵な学校でした
とっても良い雰囲気の学校で
なんと現役です。
明治38年に出来た木造の現役校舎としては
国内最古ということだよ。
(正面の2階建て部分は明治42年落成です)
平日は授業があるので入れないようですが
学校が休みの時は入れるようで
しかも日暮れから21時まではライトアップされるらしいぞ

さすがにこの時間まで待てないので
HPからケッパリました。
んじゃ、学校の前で
学級写真を撮っちゃうぞ
いったい何学級なんでしょう?
距離感欠乏症特別要請学級?
とりあえず男女共学ですぜ
小学校を見て
再びバイクを停めたふるさと村の駐車場まで
歩きますが途中の竹やぶが
綺麗でした
デジイチがあればもっと
いい雰囲気に撮れたかも
で、歩いて帰ってるけど
以外と距離があります。
往復で600mほどだと思うけど
1kmくらい歩いた感覚です。
旧家の庭の石臼の上で寝る
猫に癒されつつバイクに戻りました。
では、吹屋地区最後のメインへ!
ナビの最大拡大表示にしても
道が出ない山道へ入ると
到着!
砂利砂利で恐ろしいけど
廃墟ハンターがハイテンションになる
場所なのでございます。
行って見たいリストに入っていた
吉岡銅山跡です。
残骸だけしか残っていませんが
この遺跡のような風景は大好きです
こんなドマイナーな山奥に
こんなにバイクが入ることは無いでしょう。
昼に入った笹畝坑道は観光地でしたが
ここは小さな看板が申し訳なさそうにチョコンと立っている程度で
完全な廃墟というより遺跡状態なのが素晴らしい
いや~!
楽しかった。
アッ!
バイクのUターンが待ってた(汗)
砂利砂利の中での向き変えって疲れる・・・
無事に向きを変えて
これから帰ります。
このまま高速へ向かうかどうか
選択があったけど帰り道沿いに
幸福寺があるようなのでそこに寄って
帰る事にします
県道33号線を南下して
小さな村を抜ける
田原ダムの放水を見ながら
県道437号線を進みます
新成羽ダムからそれて
どんどん山の中に入って行くよ
この薄暗い時間に一人では
走りたくない道です
岡山県から広島県に入って
しばらく走ると幸福仏に着きました
村の鎮守様のような
小さなお寺ですが境内には
大きなハートが・・・
ハートってことなので
縁結びのお寺ですよ
(出会い系ってやつですよ)
本殿も小さくて可愛いです。
天井の提灯が灯ると綺麗だろうね
なぜ縁結びの仏様かと言うと
前を走る県道を作っているときに
地中から2つの石塔が発見されて
村の人が祀ったところたちまち
縁談がいくつもまとまったことが始まりらしいです。
ここを管理する
地元のおば様たちからその説明を聞きながら
美味しいお茶をいただき
高速へ!
R182から中国自動車道の東城ICから
一気に九州へ向かいます
すっかり暗くなったので
普通の速度で走っていても
スピード感倍増で目がシュバシュバします。
404さんが広島北Jctで離脱するので
手前の安佐SAで夕食を食べます
やっぱりカレー!
でも広島なのでカツじゃなくて
牡蠣を乗せています。
404さんと別れて
美東SAで給油して気付けば壇ノ浦
意外と早かったな。
食事したり休憩でマッタリしたので
22時ちょい過ぎに到着
一人じゃこんな遠くまでバイクで
行こうと思わないけど
企画してくれたOhIkeさんに感謝だね。
みんなもいてめっちゃ楽しい2日間でした。
帰ってからこのレポを書くのに
地図を見てたらもう兵庫県の県境まで行ってたようで
なんだか関西も近いって感じてじてしまったぞ。
距離感欠乏症って怖い・・・
それでは寒さに負けずにまた
一緒に風になりましょう。
by Minorist Hibiki