響の夏休み2010 [1日目は北陸篇]はココから
僕の夏休み2010 [2日目は立山黒部アルペンルート篇]はココから
<・m= チュンチュン
朝で~す!
高山市で迎える朝は
とっても清々しい!
さて、今日は僕の夏休みツーリングの
最終日
昨晩、寝る前に何処をまわって帰ろうかと
検討したけど寝ちゃったのであります。
そんな訳で決まってない・・・(汗)
初日は海だったしぃ
2日目は山だったので
最後は川?
まぁ、そんな感じで今日は行って見ようかぁ!
と、勢いを出すのは
朝食を食べてからにしましょう。
出発が早いので
ホテルの朝食はとらずに
昨日のチャリンコ散策で見つけていた
渋いファミマで朝食
古い町並みの中にあるので
渋いカラーの店舗です。
そこで簡単にパンなどを食べて
街の人を起こさないように
静かにカワセミ号と郊外へ出ます。
昨日、来るときに走ったR158で平湯方面へ
向かいます。
山の方へ行くと少し曇って来たぞ・・・
でも、それも綺麗
やがて雲の切れ間から朝日がっ!
昨日の朝と同じく
朝日の攻撃を受けています。
平湯のR471との交差点から
試験的に無料で通行出来るようになった
安房峠道路を抜けて長野県に突入!
しばらくダム沿いの道を下って
沢渡(さわんど)に着きました。
ヘルメットとジャケットを預かってくれる
駐車場を見つけてカワセミ号を
置き去りにして昨日に引き続き
今日もバスへ
は~い!
ここからはマイカー規制が入ってて
バスなどの公共の交通機関じゃないと
行くことが出来ない上高地へ行くのだ。
(往復チケット2000円です)
しばらく走ってきたばかりの国道を戻って
一般車が入れないゲートを越えます。
細い渓谷をちょっと入っただけで
山の風景がかわりました。
早速最初の停留場である
大正池で下りてここから散歩の開始だ!
停留場から遊歩道に出ると
いきなり大正池と信州で唯一の活火山である
焼岳(2393m)が僕を出迎えてくれました。
廃墟系のまったく無い
今回のツーリングだけど
絶景ばかりのツーリングになりました。
では、その活火山に向かって
本日の恒例のポーズだっ!
千丈沢でシェンロンをやって
梓川の上流を目指しながら歩きます。
ちょっと肌寒いけど
歩くには丁度良い具合だよ。
遊歩道が整備されてて
とっても歩きやすいのが良いね。
自然保護のため、
基本的には脱線できないようになっています。
少し歩くと
田代湿原が出てきました
小さな湿原ですが
その湿原の横には綺麗な
田代池があります
池と言っても川みたいな感じですが
水が凄く綺麗で
思わず止まって見取れてしまいます。
水は恐ろしく冷たくて
何処までも透き通っています。
喉が渇いたら
そのまま4つんばいになって飲めそうです。
田代池を過ぎると
また森の中の遊歩道を行きます。
これが
ハイキングって言うんだぁ~!って思うような
素敵なルートです。
森を歩いていると
ところどころから梓川の河原に出れる
場所があるので
河原に出て見ると
これまたスンゲー綺麗なんだな。
なんだろうね?
この水の色・・・
水道の水を流しても
こんなに透明にならないような気がします。
と、メチャクチャ綺麗な川に感動していると
カモ発見!
色目使ってきますが
餌が欲しいのでしょうか?
慣れているようで
あちこちに「カモに餌を与えないで下さい」の
注意書きが書いていました。
なので餌はやらん!
自力で生きて行け!
しかし、このカモ達って
日本一綺麗な水で生活してるんじゃない?
濁った生温い池に浮いてる
カモが不憫に思えてくるよ。
透き通った水をずっと眺めて
僕の心も綺麗に清めて
先へ進みます。
穂高連峰を見ながら
上流に向けて歩いてると
有名な河童橋が近くなってきた。
河童橋の手前の橋で
対岸に渡ってまた森の中を歩きます。
川を渡っただけですが
森の木が針葉樹だったのが
白樺に変わりました。
九州に無い木なんだよね。
鳥も姿は見えないけど
聞いた事のない鳴き声が
森の中のアチコチから聞こえてくるよ。
きっとキタキのような小鳥の鳴き声なんだろうけど
その中にギギッ!ギギー!って聞き覚えのある
鳴き声が聞こえて姿を探すと
カササギでした。
カチガラスをこんな所で見るとは思いませんでした。
森の中なので枝が邪魔して
写真は撮れなかったけど
木の上を見ながら歩いてると
何時の間にか河童橋まで来ていました。
では、1日1ソフトを実践します。
上高地特製濃厚バニラソフト
味は濃厚なバニラの味です。
(またそのまんまじゃね~かっ!)
アイスでクールダウンしたので
河童橋から穂高連峰を眺めましょう。
ツアーのパンフレットで良く見る所だ!
観光客に混ざって眺めています。
昨日みた剱岳ほどでもないけど
この穂高連峰もかなり険しそうだね。
しばしこの雄大な眺めを満喫して
河童橋のバス停からバスで戻る事にしました。
まだ明神池など先があるけど
今日はツーリングなんだもん。
再びバスに乗って戻るけど
道が細いので無線で離合をスムースに
してるようです。
で、そんなバスの運転手の苦労も知らないで
沢渡に着くまで寝ちゃうのでありました。
ZZZzzz・・・
沢渡に到着するアナウンスで目が覚めて
バスを降りてカワセミ号と再会!
駐車場を出てとりあえず
R158を走る。
程なくして梓湖(ダム)が見えてきた
そのまま梓湖沿いのR158を進めば
松本へ抜けますが
ダムの堰堤を渡って
支流の上流へ向かう県道26号線を行って
野麦峠を走ってみようかと思います。
ガソリンスタンドで
野麦峠の事を聞くと
えっ?野麦峠なんかに行くの?ってリアクションで
どんな過酷な道なのか心配したけど
いたって普通の道で安心しました。
と、県道39号線に入って峠を少し登った所で
穴ポコを発見!
何でしょうか?
鉱山の穴かな?
入口はしっかり石で組まれていますが
中はどんな風になってるんだろう?
熊が入っていないか
ビクビクしながらソ~っと覗いて見ると
中はドーム型の部屋になっています。
奥は焚き火が出来る
暖炉みたいになってるよ。
穴ポコの大きさはこんな感じです ↓
熊が入るにも丁度良い大きさです。
横に設置している説明書きによると
その昔、この野麦街道の険しい峠道で
凍死する旅人が後を絶たずに
その旅人を助けるための避難所だったようです。
では凍死するほど険しい峠に登ってみようと思います。
ほとんと1.5車線の峠道で
しばらくクネクネを走ると頂上に到着!
「あゝ野麦峠、飛騨が見える」
生糸工場で働くために女工が
飛騨からこの野麦峠を越えていた時代がありました。
就労先で妊娠して
この峠越えの途中で流産する女性も多かったようで
「野産み峠」と呼ばれていたのが今の野麦峠となったらしい。
そんなみんなが苦労して越えた峠に
こんなに楽して越えてゴメンナサイ!
でも、下りの「いろは坂」と呼ばれるクネクネは
かなりキツかったのであります。
乗鞍岳と御岳山の間を通る峠道を
お腹一杯になるほどの
クネクネを味わって
古い廃校の跡地で休憩。
疲れた~!
ここで水分補給をして
県道を下ると高根乗鞍湖へ突き当たります。
湖と言ってもダムですが
そのダムに架かる高根大橋を渡って
R361へ入る
R361は木曽街道と言って
一度走って見たかったルートなのだ。
しばらく高原らしい風景を見ながら
走りますがこの辺はちょっと秋らしい
雰囲気です。
沿線にはコスモスが咲いて
ススキ原が風に揺れています。
やがて九蔵峠を越えて
開田高原へ入って
木曽馬の里に寄り道。
細い牧場までの道を進むと
一面の蕎麦畑が広がっていました。
柵を乗り越えて
お花畑スキップしたいです。
(蕎麦ですケロ)
そういえばこの木曽路の周辺は
蕎麦のお店がたくさんあります。
で、この蕎麦畑はもう牧場の中らしくて
畑の反対側は乗馬場でした。
白樺の森の中を
乗馬できるって良いね。
で、その木曽馬君がこれです ↓
馬です。
サラブレットより
ちょっぴり日本人体系で親しみやすい
お馬でございます。
優しい目してるよね。
木曽馬に会えたので
気分良く開田高原を駆け抜けます。
と、気付けばお昼を回っています。
蕎麦はあまり食べないので
適当に入ったカフェで洋食ランチを頂きました。
料理の写真をすっかり撮り忘れたまま
再び高原を走り出す。
しばらくR361を南下してると
中山道(R19)にぶち当たりました。
暑いです。
先へ進めば進むほど標高が下がるので
暑いです。
木曽ダムの発電所を見ながら南下を
続ける僕とカワセミ号
さすがに二桁国道だけあって
トラックなども多くて
今までの快適過ぎるほど快適だった
道がうそみたいです。
でもそのR19を走ってると
見てみたかった寝覚の床に到着!
「ねざめのとこ」と言って
巨大な花崗岩が川の浸食でスゲー事になってる場所だよ。
遠くからみてるので
スケール感がイマイチ判らないけど
行ってみようかな?
でも、暑いのでやめようかな・・・
でも、折角なので行って見ようかな・・・
どうしたらいい?
ほら ↓
ここから歩いて降りて
また歩いて登って来ないといけないんだよ。
でも、ここは行かないと男じゃねぇ~!
はい!
ここが木曽八景と言われる
寝覚の床だ
なかなか壮観な眺めだぞ。
でっかい岩の先端に立つと
リアルな高さが怖いのだ。
それではここで記念撮影します。
さすがにソロツーリング3日目にもなると
ちょっと人恋しくなるのが人情ってものなのです。
なので、生贄を現地で捕獲しました。
今日の生贄はイキが良いですゼ!
イケメン君にカメラを渡して
やりたい放題で遊びます。
やりたい放題のついでに
これもやらせちゃいました
お付き合いいただきありがとうございます。
んじゃ、ピチピチの元気を貰ったので
国道まで登りますかっ!
で、貰った元気は坂の半分くらいで
使い切っちゃいましたケロねぇ~!(汗)
汗だくになってしまったぞ・・・
半分、死んだような体に
ムチを撃ってカワセミ号に跨って
R19を再び南下します。
走ってると少しはマシですが
風がドライヤーの風みたいに熱いですよ。
しばらく暑さを我慢しながら走ってると
桃介橋に寄り道します。
多分、帰るルート上で
これが最後の立ち寄りスポットになるでしょう。
「桃介橋(ももすけばし)」
読書発電所の建設用の資材を運搬するために
大正11年に架けられた吊橋です。
全長247.8mの橋で
コンクリートの主塔3基で構成される
大きな吊橋だよ。
一度は廃道になっていたけど
修復されてこうして今では渡れるようになっています。
では、ラストシェンロ~ン!
その後は岐阜県の中津川へ向かうのですが
連日39度なんかの猛暑を記録しているエリアなので
気が遠くなりそうなほどの暑さです。
は、はやく・・・
はやく高速へ・・・
思考回路もおかしくなるほどの暑さの中で
なんとか中津川ICから中央道へ乗って
生き返りました。
中央道から名神へ入る頃には
夕日が僕を赤く照らします。
さあ!問題です。
実はこの後は自走で帰る予定で走っています。
そのつもりでこんな時間まで遊んで帰ってるのですが
思いのほか最後の中津川の暑さが僕の
体力を奪っています。
泉大津港発のフェリーは17時台の出発なので
間に合わないけど神戸発ならどうだろう?
神戸港発が20時なので
ナビに港を入力すると到着予定時間が19:15だって。
間に合うんじゃん。
早速携帯で予約を入れて
神戸港を目指します。
名神高速から阪神高速へスイッチして
神戸ポートアイランドへ渡るのに手間取ったけど
無事にフェリーのお腹の中に納まりました。
高速で帰ってたら
土曜日に架かるので1000円だったけど
旅は楽しいまま終わった方がいいので
予定外の恒例のコレを飲みながら九州へ帰りましょう!
寝台の個室で熟睡して
起きたら晴天の宇部沖を航行していました。
車両甲板では数台のバイクがいて
ゲートが開くまでバイク談議しながら
出発の指示を待ちます。
やがてハッチが開いて
船のお腹から出ます。
そんな感じで僕の夏休みツーリングは終了。
行き当たりばったりで
寄れば良かったと思った場所がたくさんあったけど
何時に無く大自然を満喫したツーリングだったと思います。
来年の夏休みは何処行こうかな?
北海道?
その予算で沢山いろんな所へ行く?
今から楽しみなのであります。
それでは、また一緒に風になる時に会いましょう。
by Minorist Hibiki