響の夏休み2010 [1日目は北陸編]からの続き ↓
![[晴れ]](https://blog.seesaa.jp/images_e/1.gif)
∠・m= チュンチュン
おはよ~ごじゃいます・・・ムニャムニャ
あと、10分・・・ZZZzzz・・・
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∠・m= チュンチュン
金沢のホテルで朝日を迎えました。
夜明けと同時に出発の予定が
寝坊です。
(2度寝するからじゃ!)
ちょっとホテルを出るのが遅くなりましたが
飲み屋や風俗への呼び込みが
盛んだった街はまだ寝ています。
静かに繁華街を抜けて
郊外へ出ます。
2年前にここから白川郷へ行った時に
かなり街から出るのに苦労したけど
今回は文明の利器があるので心強い
ナビの指示に従って
R359へ
朝日が眩しいです。
今日も天気が良さそうだね。
で、東に向かってるので
ずっと朝日の攻撃を受けながら
砺波市へ入ってきました。(となみ市って読みます)
小さな街なのでアッと言う間に抜けて
県道と農道を繋いで更に東を目指します。
ツーリングマップルを見ると
真っ直ぐに行ける道がないので
ナビにゴールだけを設定して
方角だけを見て適当に走って
近付いた頃にナビのリルートに従う作戦です。
もう石川県から富山県に入っていますが
米処なんだね。
耳が生えた鉄塔の並びを見ながら
どんどん田舎道へと入っていきます。
ずっと平野の風景だったけど
少しずつ山手の風景に変わってきた。
農道を抜けたのでナビに従って走り出すと
常願寺川が見えてきました。
川の部分はチョロチョロですが
河原のデカさを考えると
大きな河川です。
その常願寺川沿いを走る県道43号線を
遡りますが山が少しずつ険しくなって
水力発電所がチラホラと出現してきます。
ちょっと滑ってみたい滑り台ですが
実際に滑ると下で待ち受ける
タービンでミンチになるでしょう。
ミンチになった後は
水路橋を辿ってどっかに行きます
水にまつわる施設って
スケールが大きいけど
アルプス連峰をバックに持つこの周辺の
発電所の規模は大きいです。
で、県道は更に山の中へ・・・
枯れてる木は
猛暑で発生した虫の被害らしいよ。
こんな景色を見ながら先へ行くと
立山駅に到着!
ほっそい鉄橋の先に終点の立山駅があって
その駅前にある
無料駐車場にバイクを停めますが
まだ8時くらいなのに満車に近いです。
平日なのにこれは予想外でしたが
この時間に停めてる車の
ほとんどは登山客の車でしょうね。
マイカーや電車できた一般の人はここから
ケーブルカーやバスでしか先へは行けません。
まずは立山駅のチケット売り場でコインロッカーの場所を聞いて
ジャケットとヘルメットを入れ込んでケーブルカー乗り場へ
そんなわけで今日の一発目は
まだ行ったことの無かった
立山からのアルペンルートへ向かうのであります。
暑いので単純に高いところへ行って見ようと
思いついた場所で
2日目も適当なプランで動いています。
しかも、マイナースポットなど何も無しで
普通に観光してるのであります。
でも、6月に反対側の黒部ダムへ行ってるので
今日で立山黒部アルペンルートは
ほぼ制覇したことになるのだ。
室堂までの往復チケットを買って
立山ケーブルカーに乗り込みました。
ちなみに室堂まで往復で4190円です。
高っケェ~!と思いましたが
黒部ダムまで行って帰ってくると
10490円もするんですゼ。
平均斜度20度を超える
ケーブルカーで7分ほど登ると
美女平へ到着。
この美女平にあるバスターミナルから
立山高原バスに乗り換えだよ。
まるで屋久島に来たかと思うような
巨木の立山杉を見たり
日本一の落差350mを誇る称名滝見たりししてると
バスはやがて森林限界を超えます。
有料の立山道路を登り
2千メートルを超える別天地へと
やってきました。
しばらく観光アナウンスを聞きながら
観光客になりきっていましたが
バスの車窓からはあの剱岳が見えてきて
メチャ感動です。 ↓
あれが日本一急峻な山と言われる
霊峰剱岳(2999m)だ
天気が良いので僕でも登れそうな
錯覚をするけど
シロートが登ると死にます。
窓にへばりついて
じっと剱岳を見てると
前剱(2813m)に隠れてしまいました。
あらら・・・と思ってると
終点の室堂でした。
バスから降りたらヒンヤリします。
避暑のために高い山へやってきましたが
2450mもあるので少し肌寒いです。
(高過ぎたかも)
今年は少ないとはいえ
しっかり雪が残っています。
9月後半から紅葉が始まるので
この雪はずっと残るのでしょう。
気温は17度の表示ですが
日差しは夏のままで
散策するには丁度良くて
スキップするように高原の中へ飛び出しました。
ヒャ~~~!!
クララーーー!!
ペーターーー!!
足元を見ると高山植物がいっぱいです。
花じゃないけどチングルマの種 ↑
んで、小さなタテヤマリンドウ ↓
ちょっと時期は遅いけど
クララを連れて来たいお花畑です。
そして自然保護のために仕切られた
歩道を進むと見たかった
ミクリガ池が見えて来た
凄くいい景色に
ツーリングに来てるとこを忘れてしまいます。
このまま時間が止まっちゃえばいいのに・・・
シーンと静かな池を見てると
山小屋へ物資を運ぶヘリが行ったり来たりしだして
意外とうるさいのだ。
でも、とっても眺めが良いので
パノラマ機能のないコンデジで継ぎ接ぎパノラマを
撮って見た。
360℃は無理でしたが
室堂周辺は
こんな風景です。
この何処かに雷鳥がいるんだよ。
背の低い色の濃い植物は
ハイマツと言ってその根元などに
普段は隠れているらしい。
出ておいでぇ~!
グァ~グァ~倶楽部がやってきたぞ~!
食べたりしないから
出ておいでぇ~!!
と叫ぶと木霊が返ってきそうだね。
雷鳥の存在を思い出してからは
山の風景を見たりハイマツの根元を見たりと
忙しくなりました。
ミクリガ池の対岸まで行くと
目の前に剱御前(2776.6m)と別山(2880m)
が壁のようにそびえます。
オオツノのダンナもいそうです。
そんな風景が見えるところに
ミクリガ池より少し小さい
ミドリガ池があります。
と、ここで御山からパワーを貰っちゃいましょう!
今から暑い下界へ下る僕に
パワーを!
で、涼しいけど意外と距離を歩いたので
バスターミナルに戻ってクールダウンさせます
バニラソフトの下にコーヒーカステラが
入ってるライチョウソフト
味は上がバニラ味で
下がコーヒーカステラ味です。
(そのまんまじゃねーかっ!)
と、言うわけでそろそろ下山しますが
残念ながらライチョウは出て来てくれませんでした。
何処かに出てきたらみんなが集まるだろうからと
キョロキョロしてたけど僕がいかにも食べたそうな
顔をしてたのかな?
仕方ないので何時もの
チョコエッグのフィギュアを合成して
ごまかします。 ↓

可愛いでしょっ!?
冬毛だけどね。
(夏はウズラカラーだよ)
再び立山高原バスに乗って
グネグネを下ります。
エコなバイクだけでも通行させてほしいです。
黒部ダム側から来る
お客さんのために
行きに聞いた案内アナウンスを聞きながら
美女平に着いて
ケーブルカーに乗り換え!
どんどん現実の世界へ
引き戻されている感じです。
で、中間地点でケーブルカー同士が
すれ違います。
山に物資を運ぶ用の
貨車がくっついてるのが特徴です。
そして終点の立山駅が近付いて来ると
横の斜面に関電のトロッコのスイッチバックが
見えてきました。
個人的にはこのトロッコに乗りたいところです。
そんなトロッコ軌道なんかを見てると
終点の立山駅へ到着です。
上ばかり見てたので
着いたのに気付きませんでした。
駅を出ると立山鉄道の
カラフルな車両が停まっています
ナンチャッテ鉄ちゃんですので
何系かわかりません。
で、そんな事より暑いんじゃぁ~!!
この立山駅でもまだ涼しい方だと
思うのですが2450mの高地からのギャップは
なかなか強烈です。
汗が噴出す前に
ロッカーのヘルメットとジャケットを
救出して座れないほど熱くなった
カワセミ号のシートに跨って
走り出します。
県道6号線を富山方面に走って
程なく立山橋 ↓
大好きな連続トラス橋です。
さっき見た電車が来るかと待ってたけど
来ないので裏道を使って飛騨方面へ・・・
適当に飛騨に向かうR41を裏道で目指していたら
本当に裏道らしい裏道になりました。
何処?
迷ってると喉が渇いたので
給水塔の前で給水
給水塔なので飲み放題です。
「寺家公園」から2kmって言うのが
現在地の手掛かりですが
給水塔から少し走るとR41の神通峡に
出てきました。
このR41の神通峡からしばらく
神通川沿いを走る
水没した橋げたを見たり
神通川ダムを見ながら南下しています
やっぱりこっちのダムはデカイ!
やがて標高を上げつつ
スノージェットの続くエリアへ
信号も無い山の中だったけど
お腹が空いてきたので
途中にあった道の駅「細入」で飛騨牛のカレーを
食べました。
見た目は「普通」としか
表現のしようのない「普通」のカレーです。
肉は飛騨牛ですが
カレーに入ってるので飛騨牛なのかどうか
わかりません(笑)
ちなみに福神漬けは強制的に乗って出てきます。
(嫌いじゃないけど無いでも良いと思います)
とりあえず空腹を満たしたので
引き続きR41を走ると
大きな現役の鉱山がある神岡に到着!
その神岡の道の駅に
寄り道します
大きなドームの建物が特徴だよ。
その敷地にはスペースシャトル
もう判ったと思うけど
あのノーベル賞を取った
スーパーカミオカンデのある街なのだ
カミオカンデって何?って?
えっ?
知らないの?
それを僕に説明しろと?
全部説明できるなら
僕がノーベル賞を貰えそうですケロ
まぁ、ノーベル賞なんかいつでも取れる
天才響が説明いたしますと
スーパーカミオカンデとは
水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置の事だ。
5万tの超純水を溜める槽が必要なため
神岡鉱山の坑道を利用して
地下1000mにその装置を作りました。
その槽をすべて囲むように
光電子増倍管を約1万3千個設置します
その壮大な装置を使って
太陽や大気から放出されるニュートリノを
検出するのだ。
核融合などの反応で放出される
ニュートリノを検出することで
宇宙の謎を解けると期待された装置なのだ。
と、こんな説明で判ったぁ?
その神岡鉱山の横にある
道の駅にその関連の資料室があるのであります。
光倍増管の模型や
陽子崩壊実験の模擬動作などを見られます
どうです?
少しは頭が良くなりましたか?
(僕は少し知恵熱が出そうです)
頭を使ってちょっと熱っぽくなったので
R471をンガーー!と走り抜けて
奥飛騨温泉郷から3千mを超える
穂高連峰を望みます
さすがにここまで来ると
涼しくなりました。
実はこの後は何処に行くか決めていません。
穂高へ登るロープウエイも考えたけど
午前中に立山に上ってるのでパスして
松本へでも抜けて泊まろうかと
移動を開始!
でも走ってる内に気が変わって
平湯からR158へスイッチして
高山へ行くことにしたのであります。
高山って観光地で有名だけど
行った事が無いので楽しみです。
平湯の交差点から
30kmほど走ると高山の市内へ入りました。
まだ明るくてPM4:30くらいです。
で、またナビで高山市内のホテルを検索して
ちょっとグレードの良いホテルへチェックイン!
荷物も全部持ってもらって部屋へ行き
さっさとシャワーを浴びて
ホテルのフロントでレンタルチャリを借りて
高山の街を探検だぁ~!
チリンチリン!
で、何があるのか良く知らないけど
高山と言えば古い町並みだよね
5時にはほとんどのお店は閉まってしまいますが
そのおかげで観光客が減ってとても良い雰囲気です。
ホテルでもらった観光マップを頼りに
走っていますがやっぱり見所は
この古い町並みが残る周辺みたいだね。
城下町で栄えた街で
飛騨の小京都と呼ばれるとっても情緒がある街です。
と、ここで古い薬局を発見!
実は標高の高い涼しい道をいっぱい走ったので
お腹を冷やしてちょっと調子が悪いのだ。
携帯用の小さな薬を購入して
フッと商品棚を見ると懐かしい薬が・・・
今でも作ってるケロリンのシリーズです。
この洗面器が欲しいんだよね。
では、薬を飲んでメイン通りへ
白壁と真反対の
黒い町並みがとってもいい感じ!
朝顔が置かれた軒先も
町の美観にマッチしています。
あのミシュランガイドの
星を3つ獲得してる街だけあります。
と、そろそろ薄暗くなったので
ホテルに戻りますね。
「自転車は何時まで借りれるのですか?」と
ホテルのフロントマンに聞くと
「暗くなるまで」と言ってたので
戻って夕食にしましょう。
普通なら街へ出て外食をするのですが
大きなホテルなので居酒屋も入ってるので
今日はホテルの居酒屋でホロ酔い・・・
飛騨牛を食べたり
名物の漬物ステーキを食べて
御満悦なのであります。
一回の飲み会代分くらい飲んでしまいましたが
これも旅の楽しみなのです。
部屋で少し酔いを冷ませてから
屋上展望風呂へ・・・
はい、
貸切でした!
極楽ぅ~~!!
(この後、フリチ○でカメラを回収するのであります)
んじゃ、星を見ながらの
ジャグジーで疲れも吹っ飛ばしたので
最終日の3日目に・・・
つづく!