響の夏休み2010 [1日目は北陸編]からの続き ↓





[晴れ]

∠・m= チュンチュン




1 金沢の朝.JPG


よ~じゃいす・・・ムニャムニャ




あと、10分・・・ZZZzzz・・・






[晴れ]

∠・m= チュンチュン





金沢のホテルで朝日を迎えました。





夜明けと同時に出発の予定が

寝坊です。

(2度寝するからじゃ!)





ちょっとホテルを出るのが遅くなりましたが

飲み屋や風俗への呼び込みが

盛んだった街はまだ寝ています。


2 呼び込みがいた町も朝は静かです.JPG



静かに繁華街を抜けて

郊外へ出ます。


3 街から出る時も活躍します.JPG



2年前にここから白川郷へ行った時に

かなり街から出るのに苦労したけど

今回は文明の利器があるので心強い


4 2年前もここを通りました.JPG



ナビの指示に従って

R359へ
5 朝日に向かってるので眩しいよ.JPG


朝日が眩しいです。




今日も天気が良さそうだね。



6 まだ眩しいんですけど.JPG


で、東に向かってるので

ずっと朝日の攻撃を受けながら

砺波市へ入ってきました。(となみ市って読みます)

7 街を通過.JPG



小さな街なのでアッと言う間に抜けて

県道と農道を繋いで更に東を目指します。


8 農道をショートカット中.JPG



ツーリングマップルを見ると

真っ直ぐに行ける道がないので

ナビにゴールだけを設定して

方角だけを見て適当に走って

近付いた頃にナビのリルートに従う作戦です。


10 耳つきの鉄塔.JPG


もう石川県から富山県に入っていますが

米処なんだね。




耳が生えた鉄塔の並びを見ながら

どんどん田舎道へと入っていきます。

11 掩体壕がありそうな雰囲気です.JPG



ずっと平野の風景だったけど

少しずつ山手の風景に変わってきた。


12 稲穂の香りがします.JPG


農道を抜けたのでナビに従って走り出すと

常願寺川が見えてきました。


13 少しずつ山に入っていく.JPG



川の部分はチョロチョロですが

河原のデカさを考えると

大きな河川です。



その常願寺川沿いを走る県道43号線を

遡りますが山が少しずつ険しくなって

水力発電所がチラホラと出現してきます。

1 滑り台.JPG



ちょっと滑ってみたい滑り台ですが

実際に滑ると下で待ち受ける

タービンでミンチになるでしょう。




ミンチになった後は

水路橋を辿ってどっかに行きます

2 見たことの無い水路橋.JPG



水にまつわる施設って

スケールが大きいけど

アルプス連峰をバックに持つこの周辺の

発電所の規模は大きいです。




で、県道は更に山の中へ・・・

14 枯れてるのは猛暑で発生した虫のせい.JPG


枯れてる木は

猛暑で発生した虫の被害らしいよ。



こんな景色を見ながら先へ行くと

立山駅に到着!


3 細っ!.JPG


ほっそい鉄橋の先に終点の立山駅があって

その駅前にある

無料駐車場にバイクを停めますが

まだ8時くらいなのに満車に近いです。

15 まだ朝なのに満車に近い?.JPG


平日なのにこれは予想外でしたが

この時間に停めてる車の

ほとんどは登山客の車でしょうね。



マイカーや電車できた一般の人はここから

ケーブルカーやバスでしか先へは行けません。




まずは立山駅のチケット売り場でコインロッカーの場所を聞いて

ジャケットとヘルメットを入れ込んでケーブルカー乗り場へ

4 これに乗ります.JPG



そんなわけで今日の一発目は

まだ行ったことの無かった

立山からのアルペンルートへ向かうのであります。



暑いので単純に高いところへ行って見ようと

思いついた場所で

2日目も適当なプランで動いています。




しかも、マイナースポットなど何も無しで

普通に観光してるのであります。



でも、6月に反対側の黒部ダムへ行ってるので

今日で立山黒部アルペンルートは

ほぼ制覇したことになるのだ。

5 響の車窓から.JPG


室堂までの往復チケットを買って

立山ケーブルカーに乗り込みました。




ちなみに室堂まで往復で4190円です。



高っケェ~!と思いましたが

黒部ダムまで行って帰ってくると

10490円もするんですゼ。



6 当たり前ですがここで離合します.JPG


平均斜度20度を超える

ケーブルカーで7分ほど登ると

美女平へ到着。



この美女平にあるバスターミナルから

立山高原バスに乗り換えだよ。



7 巨木の立山杉の宝庫です.JPG



まるで屋久島に来たかと思うような

巨木の立山杉を見たり

日本一の落差350mを誇る称名滝見たりししてると

バスはやがて森林限界を超えます。


8 ここをバイクで走れないなんて残念だ.JPG



有料の立山道路を登り

2千メートルを超える別天地へと

やってきました。

9 やっぱりここはバイクでしょう.JPG



しばらく観光アナウンスを聞きながら

観光客になりきっていましたが

バスの車窓からはあの剱岳が見えてきて

メチャ感動です。 ↓


11 なんか登れそうな気がするのは何故?.JPG



あれが日本一急峻な山と言われる

霊峰剱岳(2999m)だ




天気が良いので僕でも登れそうな

錯覚をするけど

シロートが登ると死にます。


10 これが日本一険しい剣岳だ.JPG



窓にへばりついて

じっと剱岳を見てると

前剱(2813m)に隠れてしまいました。





あらら・・・と思ってると

終点の室堂でした。





バスから降りたらヒンヤリします。





避暑のために高い山へやってきましたが

2450mもあるので少し肌寒いです。

(高過ぎたかも)


12 まだ雪が残っています.JPG



今年は少ないとはいえ

しっかり雪が残っています。





9月後半から紅葉が始まるので

この雪はずっと残るのでしょう。




気温は17度の表示ですが

日差しは夏のままで

散策するには丁度良くて

スキップするように高原の中へ飛び出しました。


13 別天地だね.JPG




ヒャ~~~!!







クララーーー!!


ペーターーー!!


14 チングルマって野草の種だ.JPG


足元を見ると高山植物がいっぱいです。



花じゃないけどチングルマの種 ↑




んで、小さなタテヤマリンドウ ↓

21 ちっこいリンドウ.JPG



ちょっと時期は遅いけど

クララを連れて来たいお花畑です。


15 クララを連れて来たい場所です.JPG



そして自然保護のために仕切られた

歩道を進むと見たかった

ミクリガ池が見えて来た


16 やっと来れたミクリガ池.JPG


凄くいい景色に

ツーリングに来てるとこを忘れてしまいます。



このまま時間が止まっちゃえばいいのに・・・

17 僕の夏休みを満喫中.JPG




シーンと静かな池を見てると

山小屋へ物資を運ぶヘリが行ったり来たりしだして

意外とうるさいのだ。



でも、とっても眺めが良いので

パノラマ機能のないコンデジで継ぎ接ぎパノラマを

撮って見た。

41 手作りパノラマ.JPG



360℃は無理でしたが

室堂周辺は

こんな風景です。





この何処かに雷鳥がいるんだよ。



背の低い色の濃い植物は

ハイマツと言ってその根元などに

普段は隠れているらしい。






出ておいでぇ~!



グァ~グァ~倶楽部がやってきたぞ~!




食べたりしないから

出ておいでぇ~!!


18 天空の楽園みたいな場所です.JPG



と叫ぶと木霊が返ってきそうだね。




雷鳥の存在を思い出してからは

山の風景を見たりハイマツの根元を見たりと

忙しくなりました。



ミクリガ池の対岸まで行くと

目の前に剱御前(2776.6m)と別山(2880m)

が壁のようにそびえます。

19 ペーターが山から降りてくる.JPG



オオツノのダンナもいそうです。



そんな風景が見えるところに

ミクリガ池より少し小さい

ミドリガ池があります。



と、ここで御山からパワーを貰っちゃいましょう!

20 ミドリガ池です.JPG


今から暑い下界へ下る僕に

パワーを!




で、涼しいけど意外と距離を歩いたので

バスターミナルに戻ってクールダウンさせます

22 ライチョウソフト.JPG


バニラソフトの下にコーヒーカステラが

入ってるライチョウソフト



味は上がバニラ味で

下がコーヒーカステラ味です。

(そのまんまじゃねーかっ!)




と、言うわけでそろそろ下山しますが

残念ながらライチョウは出て来てくれませんでした。



何処かに出てきたらみんなが集まるだろうからと

キョロキョロしてたけど僕がいかにも食べたそうな

顔をしてたのかな?




仕方ないので何時もの

チョコエッグのフィギュアを合成して

ごまかします。 ↓

42 ライチョウです.jpg


可愛いでしょっ!?



冬毛だけどね。

(夏はウズラカラーだよ)



再び立山高原バスに乗って

グネグネを下ります。

23 油断したらゲロゲロになりそうなクネクネをバスで下る.JPG


エコなバイクだけでも通行させてほしいです。



黒部ダム側から来る

お客さんのために

行きに聞いた案内アナウンスを聞きながら

美女平に着いて

ケーブルカーに乗り換え!

24 立山駅へ向かいます.JPG


どんどん現実の世界へ

引き戻されている感じです。





で、中間地点でケーブルカー同士が

すれ違います。

25 貨車を連結してるのが珍しいです.JPG

山に物資を運ぶ用の

貨車がくっついてるのが特徴です。



そして終点の立山駅が近付いて来ると

横の斜面に関電のトロッコのスイッチバックが

見えてきました。

26 関電のトロッコ軌道です.JPG


個人的にはこのトロッコに乗りたいところです。



27 上を向いていますが麓の駅に到着します.JPG


そんなトロッコ軌道なんかを見てると

終点の立山駅へ到着です。




上ばかり見てたので

着いたのに気付きませんでした。




駅を出ると立山鉄道の

カラフルな車両が停まっています

28 立山線の電車の色は可愛いぞ.JPG

ナンチャッテ鉄ちゃんですので

何系かわかりません。



で、そんな事より暑いんじゃぁ~!!




この立山駅でもまだ涼しい方だと

思うのですが2450mの高地からのギャップは

なかなか強烈です。



汗が噴出す前に

ロッカーのヘルメットとジャケットを

救出して座れないほど熱くなった

カワセミ号のシートに跨って

走り出します。




県道6号線を富山方面に走って

程なく立山橋 ↓

29 ちょっと鉄分補給.JPG


大好きな連続トラス橋です。


30 今、後ろから電車が来たら・・・.JPG


さっき見た電車が来るかと待ってたけど

来ないので裏道を使って飛騨方面へ・・・


16 またこんな所に入ってしまった.JPG


適当に飛騨に向かうR41を裏道で目指していたら

本当に裏道らしい裏道になりました。




何処?




迷ってると喉が渇いたので

給水塔の前で給水


31 給水塔の前で給水.JPG


給水塔なので飲み放題です。



「寺家公園」から2kmって言うのが

現在地の手掛かりですが

給水塔から少し走るとR41の神通峡に

出てきました。



このR41の神通峡からしばらく

神通川沿いを走る

17 水没する廃墟.JPG


水没した橋げたを見たり

神通川ダムを見ながら南下しています

32 規模がデカイな.JPG



やっぱりこっちのダムはデカイ!



やがて標高を上げつつ

スノージェットの続くエリアへ

18 しばらくスノージェットが続きます.JPG


信号も無い山の中だったけど

お腹が空いてきたので

途中にあった道の駅「細入」で飛騨牛のカレーを

食べました。




見た目は「普通」としか

表現のしようのない「普通」のカレーです。

33 飛騨牛カレーですが見た目は普通.JPG


肉は飛騨牛ですが

カレーに入ってるので飛騨牛なのかどうか

わかりません(笑)


ちなみに福神漬けは強制的に乗って出てきます。

(嫌いじゃないけど無いでも良いと思います)





とりあえず空腹を満たしたので

引き続きR41を走ると

大きな現役の鉱山がある神岡に到着!

19 鉱山の町です.JPG


その神岡の道の駅に

寄り道します


34 道の駅かみおか.JPG


大きなドームの建物が特徴だよ。



その敷地にはスペースシャトル

35 メタルスペースシャトル.JPG



もう判ったと思うけど

あのノーベル賞を取った

スーパーカミオカンデのある街なのだ

36 これも自撮り.JPG




カミオカンデって何?って?





えっ?



知らないの?





それを僕に説明しろと?




全部説明できるなら

僕がノーベル賞を貰えそうですケロ





まぁ、ノーベル賞なんかいつでも取れる

天才響が説明いたしますと

スーパーカミオカンデとは

水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置の事だ。



5万tの超純水を溜める槽が必要なため

神岡鉱山の坑道を利用して

地下1000mにその装置を作りました。

37 カミオカンデの建設中.JPG


その槽をすべて囲むように

光電子増倍管を約1万3千個設置します

38 スーパーカミオカンデの内部.JPG



その壮大な装置を使って

太陽や大気から放出されるニュートリノを

検出するのだ。



核融合などの反応で放出される

ニュートリノを検出することで

宇宙の謎を解けると期待された装置なのだ。



と、こんな説明で判ったぁ?




その神岡鉱山の横にある

道の駅にその関連の資料室があるのであります。

39 道の駅にあるモデル.JPG


光倍増管の模型や

陽子崩壊実験の模擬動作などを見られます


40 模式図.JPG



どうです?


少しは頭が良くなりましたか?

(僕は少し知恵熱が出そうです)





頭を使ってちょっと熱っぽくなったので

R471をンガーー!と走り抜けて

奥飛騨温泉郷から3千mを超える

穂高連峰を望みます


20 穂高に登るならここから.JPG



さすがにここまで来ると

涼しくなりました。






実はこの後は何処に行くか決めていません。



穂高へ登るロープウエイも考えたけど

午前中に立山に上ってるのでパスして

松本へでも抜けて泊まろうかと

移動を開始!




でも走ってる内に気が変わって

平湯からR158へスイッチして

高山へ行くことにしたのであります。

21 高山へ向けて.JPG


高山って観光地で有名だけど

行った事が無いので楽しみです。




平湯の交差点から

30kmほど走ると高山の市内へ入りました。


22 PM4:30高山商店街到着.JPG



まだ明るくてPM4:30くらいです。




で、またナビで高山市内のホテルを検索して

ちょっとグレードの良いホテルへチェックイン!

23 やや良いホテルに泊まってみます.JPG



荷物も全部持ってもらって部屋へ行き

さっさとシャワーを浴びて

ホテルのフロントでレンタルチャリを借りて

高山の街を探検だぁ~!




チリンチリン! 



で、何があるのか良く知らないけど

高山と言えば古い町並みだよね

24 最後の遊びはチャリで高山探検.JPG



5時にはほとんどのお店は閉まってしまいますが

そのおかげで観光客が減ってとても良い雰囲気です。



25 ホテルで自転車とマップをGET.JPG


ホテルでもらった観光マップを頼りに

走っていますがやっぱり見所は

この古い町並みが残る周辺みたいだね。


26 アートチックな床屋.JPG



城下町で栄えた街で

飛騨の小京都と呼ばれるとっても情緒がある街です。




と、ここで古い薬局を発見!

27 お腹を冷やしたので薬を買います.JPG


実は標高の高い涼しい道をいっぱい走ったので

お腹を冷やしてちょっと調子が悪いのだ。


携帯用の小さな薬を購入して

フッと商品棚を見ると懐かしい薬が・・・


28 鼻くそまんきんたんの薬.JPG


今でも作ってるケロリンのシリーズです。



この洗面器が欲しいんだよね。






では、薬を飲んでメイン通りへ

29 夕方なので観光客は少ない.JPG



白壁と真反対の

黒い町並みがとってもいい感じ!


30 九州とは違う町並みですね.JPG



朝顔が置かれた軒先も

町の美観にマッチしています。



あのミシュランガイドの

星を3つ獲得してる街だけあります。




と、そろそろ薄暗くなったので

ホテルに戻りますね。



「自転車は何時まで借りれるのですか?」と

ホテルのフロントマンに聞くと

「暗くなるまで」と言ってたので

戻って夕食にしましょう。



普通なら街へ出て外食をするのですが

大きなホテルなので居酒屋も入ってるので

今日はホテルの居酒屋でホロ酔い・・・

31 飛騨牛を食べながらいただきます.JPG


飛騨牛を食べたり

名物の漬物ステーキを食べて

御満悦なのであります。

32 飛騨高山の名物「漬物ステーキ」.JPG

 
一回の飲み会代分くらい飲んでしまいましたが

これも旅の楽しみなのです。




部屋で少し酔いを冷ませてから

屋上展望風呂へ・・・




はい、

貸切でした!


33 見てはダメ!.JPG

極楽ぅ~~!!


(この後、フリチ○でカメラを回収するのであります)






んじゃ、星を見ながらの

ジャグジーで疲れも吹っ飛ばしたので

最終日の3日目に・・・




つづく!

カテゴリー ツーリング日誌
コメント 112