さぁ!


今頃ですが響の夏休みツーリングです。

(ただのサボリとも言います)




世間様の夏休みが終わって

平常に戻った街を尻目にフェリー乗り場へ

1 旅立ちます.JPG



で、元々の計画では北海道へ上陸するはずだったのですが

車の足回りがぶっ壊れて北海道予算から修理代を捻出したので

近場(?)の中部地方へブラリと出かけて見ることにしました。



まぁ、ブラリと言うのがピッタリなスタートで

仕事を半日で終わらせた勢いで

「このまま行っちゃおうか?」と思い立って

いきなり荷物をまとめて夜逃げのように

スタートしたツーリングなのでありました。



2 船に乗ったらコレ.JPG


で、平日だったので予約無しでも

すんなり個室の寝台を取れて

お風呂に入った後は

離れていく九州を見ながらやっぱり飲むのはコレだよね。




3 では、明日!.JPG


と、ビールを飲みながら

明日は何処へ行こうかな?と考える・・・





「そうだ!2年前に行って感動したあそこへ行こうかな」

とか考えながら地図を眺めていたら

眠くなったのでオヤスミなさい・・・ZZZzzz







[船]てん[船]てん[船]てん




[晴れ]

<・m= チュンチュン







下船案内がある時間の直前にセットしたアラームで

目を覚まします。




フェリーからの下船もかなり馴れたので

みんながバタバタと荷仕度をやってる中で

レストランでゆったりと朝食を食べて

手早く下船の準備を済ませると

カワセミ号と共に港を出て取石ICから高速へ


4 まずは大阪脱出.JPG



難関だった大阪脱出も

ナビのおかげで何とか迷わずに

名神高速道路へ入れました。






京都を抜けるまでかなり車が多くて

メゲそうだったけど

米原Jctから北陸自動車道へ入ると

ガラガラだよ


5 北陸道は走りやすいです.JPG



琵琶湖に沿って北上して

木之本ICで高速を降ります。





そして一般道へ出て

スグに見えてきたのが琵琶湖!


1 こりゃ海だな.JPG



デケ~!






琵琶湖の湖南ではBass釣りなどで行ったことは

あったけど湖北は始めて。





湖なのに水平線が見えるって

凄いよ。




そんなデッカイ琵琶湖の湖北から・・・

3 夏休み開始.jpg

ちょっと遅い

響の夏休みツーリングのスタートです。




とりあえずもっと琵琶湖が見たいので

湖岸沿いの道を走ります。


6 琵琶湖湖畔道路.jpg




こうやって湖岸を走ってるけど

どう見たってコリャ、海だね



9 イルカがいても良さそうな風景.JPG



イルカとかがビヨ~ンって

飛んでも違和感無いもん。


7 水平線が見えるぞ.JPG



しかし湾の奥へ入ると

いかにもブラックバスが釣れそうな

雰囲気になります

2 ブラックバスを釣ってみたいです.JPG


ここだけ見たら普通の池です。




浮草の際なんかに

ルアーを投げたら大きいのが釣れそうです。





では、

湖畔を走る琵琶湖パークウエイを抜けて

R8へ出ましょう。


8 知らないところでも農道を走る.JPG




琵琶湖沿いから外れると

すぐに田園風景になる

とっても良い所です。

10 滋賀県の農村風景.JPG



しばらく走ると

滋賀県の北部にある高島市へ入って

まいりました。



11 福井県へ.JPG


まったく聞き覚えの無い地名ばかりで

自分が何処にいるかわからないけど

とりあえず間違えずに目的地へ到着したみたい!









ここ、

ずっと来てみたかったんだ ↓



4 短いけどとっても素適な並木です.JPG


メタセコイヤ並木





化石になると石炭になる木なんて

何時もこの木を見ると思うけど

この並木はそんなヘンテコな想像もさせないほど

かっこいい道なのでありました。




6 メタセコイヤは化石になると石炭になるのだ.JPG


田んぼの中に数100M続いてるだけなんだけど

なかなか壮観なのであります。





では、

メタセコイヤの木の精霊から

パワーを貰っちゃいましょう

5 木の精霊を呼び出しています.JPG
(轢かれればいいのに・・・)



車が全然来ないことを良いことに

気が済むまで何度も自撮りして

カワセミ号に跨って再び北上開始!

12 稲刈りの香りがします.JPG




バビュ~ン!と走って

R161へ

13 国道.JPG



そのガラガラのR161を北上すると

すぐに福井県に入ります。


14 ガラガラですぜ.JPG



なだらかな山中を走る区間は

まだ午前中だったので快適だったけど

敦賀の街に近付くにしたがって

暑くなってきました。



どうせ近所には避暑になる高い山などは

無いので覚悟を決めて水分をガンガン摂って

まずは敦賀の海岸にある気比の松原へ

7 日本三大松原です.JPG


松並木の中を走ると

松の独特の香りに包まれます。



で、この気比の松原なんだけど

佐賀県の虹の松原と並んで

日本三大松原の一つなのであります。

(バーガーは売ってませんケロ)




バイクでは虹の松原とこの気比の松原の

二大松原を制覇したので

あと、一個です・・・





で、あと一個って何処?






気になったので

調べて見ると静岡県の三保の松原らしです。

(前も調べたけどすっかり忘れています)




別に松原ハンターでは無いので

何が何でも行かないと気がすまない感じでは

無いけど3個のうち2個を制覇したら

全部制覇したくなるじゃないですかっ!




何時か行って見ようと思います。

(誰か一緒に行きませんか?)






では・・・

8 妖精が見えますか?.JPG


森の妖精さんを置いて

暑いのでさっさと先へ行きます。






17 敦賀の路地は素適です.JPG


敦賀の町の路地を抜けるけど

ちょっと雰囲気の良い路地を通ります。




こんなちょっと古い町並みって

あるんだよな~



あれが・・・




廃墟じゃないけど

僕の廃墟センサーの近代化遺産アラームが

ピロピロ~と鳴ります。






路地の小さな交差点を幾つか抜けてると

ほら!





あったでしょ ↓


10 中には入りません.JPG


古い町並みが残る場所には

古い銀行や役所跡が残るパターンなのであります。



城下町なんかもお金持ちが

明治になって洋館などを建てるので

高い確率で洋風建築が見られるのだ。



9 今回のツーリングではあまり出てこない近代化遺産です.JPG


今では敦賀市の博物館だけど

昭和2年に建てられた

旧大和田銀行本店の跡です。



中には入らないけど

ちょっと正面にお邪魔して

敦賀市を出ました。




来年フェリーで北海道に行くための

敦賀東港の場所だけを確認して

バイクで走って見たかった越前海岸


19 目的だった越前海岸.JPG



一度、車で走った事はあったけど

その時はオッ高い有料道路でしたが

今は嬉しいタダ



真っ青な日本海を眺めながら走れる

バイクなら一度は全線走って見たいと思った

道なのであります。



ずっと海沿いを走しる道なので

標識もこんなのがあるよ ↓

18 北斎チックな標識.JPG


北斎っぽくて良いデザインです。


九州にもこの標識あるのかなぁ?






20 海は真っ青です.JPG


宮崎県の日南海岸や

山陰にも海沿いを走る道があるけど

海から反れる事無く

何十Kmも続くシーサイドランが出来る道は

珍しいです。



しかも海側の車線を走ってるので

こんな透明度の海を・・・

13 水はメチャ綺麗です.JPG


ずっと見ながら走れます。




21 漁村も良い感じです.JPG


時たま漁港の集落を抜けるけど

いたるところに名物の「越前ガニ」のノボリが上がっていて

食べようと思ってお店に入ろうとしたら

越前ガニの解禁は11月かららしいです。


14 昼飯は適当に飛び込みで・・・.JPG


カニはあきらめて

適当に入ったお店で海鮮丼を食べました。


15 少し寂しい海鮮丼です.JPG


美味いけど・・・




海沿いのお店の海鮮丼にしては

ちょっと盛りが寂しいです。

(お値段は1600円)





まぁ、ヨか!




九州男児はそんなこんまい事は

気にせんとバイ!




日本海のようにでっかく

前へ進むのみなのだぁ~~~!!



12 本人は大変気に入ってる写真です.JPG


俺の前には大海原以外は

何も邪魔する物は無いのだぁ~!




海鮮丼の盛りが小さくなって

気にしなぁ~い!

(↑ 気にしてるやん)




と、こんな

11 海沿いらしいオブジェ.JPG

舟で食後の休憩をして

引き続き越前海岸を快走してると

トンネルの中から外が覗ける穴が!


17 トンネルの中に裂け目があります.JPG


トンネル内なので

車が来てない事を確認して停まって

裂け目から外を・・・



16 割れ目から.JPG


岩と青い水が見えました。



ダイビングに人気のスポットだって

いうのがうなずけます。


トンネルを抜けて

しばらく海岸線を走ると

越前岬を通過!



22 飛べそうな気になります.JPG


そのまま先へ行っても良かったけど

アマさんからの立ち寄り場所のアドバイスで

越前岬灯台がメールで来てたので

寄ってみました。

(情報元はnさんらしいです)


18 越前灯台です.JPG


灯台自体はそれほど古い物ではなかったので

メインでは見てないけど

メチャクチャ良いロケーションであります。



この灯台周辺は水仙の頃もかなり綺麗みたいだよ。




で、この越前岬前後から

海沿いはでっかい岩がゴロゴロの

景観に変わって行きます。

23 岩がゴロゴロの景観が続きます.JPG


いかにもカニが好きそうな

地形じゃないでしょうか?



24 ちょっと一服.JPG



しかしまた10kmほど走ると

白い岩場が続く景色になったり・・・

19 海岸の風景が変わって行きます.JPG


海沿いに田んぼが出てきたり・・・

25 潮風で干す米って珍しい.JPG


やがて石柱摂理が美しい

岩が続く景色へ変化して走る人を飽きさせない

演出がニクイです。


26 石柱摂理の島.JPG



と、この石柱摂理が美しい鉾島と呼ばれる島は

登れるみたいです

20 登れ!って言われているようです.JPG


面白そうなので

登っちゃおうかな?




21 岩場に入ると柵が無いよ.JPG


別に歩道が無くても渡れそうな

気がするけど

その先の岩場は階段はあっても

柵が無いのが良いね。




別に思ったほど怖い場所もなく

頂上に着くと小さな祠が祭られていました。

22 頂上には神様が祭られています.JPG

漁師さんの神様かな?



帽子を脱いでこれからのカワセミ号との

航海の無事をお願いして

鉾島の頂上からの眺めを楽しみます。


23 この岩場の海に越前ガニがいます.JPG


たったこれだけの高さでも

かなり見晴らしが良いもんだね。




その鉾島から6kmほど北上すると

数十km続いていた海岸線の道は

やや内陸を走ってラッキョウの産地へと突入!

27 らっきょうの産地に入りました.JPG


周りは砂地の畑だらけです。


そのままR305を行けば

東尋坊などへ行けるのですが

海をお腹一杯見てきたので

少し山手へ移動!



28 でっかい川を渡ります.JPG


九頭竜川を渡って

R364へ出て石川県へ



30 海から山へ.JPG


そのまま山村風景を見ながら

山中温泉の手前まで来て

菅原神社に到着!





樹齢2300年の

巨木があるんだよ~!


24 栢野の大杉です.JPG

「柏野の大杉」



2千年超えてるのかどうかは推定ですが

寒い地方の中ではかなりの巨木だと思います。





はい、


当然、パワーを貰っちゃいますよ

25 当然やる儀式.JPG



精霊の鋭気を貰って

どんどん北上しようかと思ったけど

ちょっと時間が早い見たいなので

また福井県に戻って

アマさんお勧め(nさんお勧め)永平寺へ行く事にしました。

31 道路の縦筋が嫌いです.JPG


R364を戻って

再び鬱蒼と木々が茂る

参道の横にカワセミ号を停めます。


34 駐輪場.JPG


参道にはお土産屋が並んでてたけど

お寺の中は厳粛なムードが漂っています。



28 総本山の迫力.JPG


「曹洞宗大本山永平寺」




宗派については

勉強不足でチンプンカンプンですが

とにかくこれほど大きなお寺は久し振りです。

29 この木の組がたまらない!.JPG


拝観料を払って中へ入った後は

靴を脱いで歩くことになります。



と、広間の天井を見ると・・・

27 天井がスゲー.JPG


大本山の力を感じます。



とりあえず迷路見たいになってるので

順路の看板を見落とさないように進むと

長い階段が出現。

30 コケたら止まらないかも.JPG


ギコギコと木のきしみ音を鳴らしながら

登りますがたまに木の継ぎ目に足の

肉が挟まって痛いです(汗)



これも修行でしょうか?





31 迷子になりそう.JPG


古いお寺のような幻想的な雰囲気はありませんが

それなりの歴史を感じます。


32 さらに迷子になりそうです.JPG


貰ったパンフレットに

それぞれの建物の役目などを説明していますが

とりあえず一番上の本殿で御参り

33  心の洗濯中(10秒).JPG

(ニラッメっコしてるわけではありません)



と言うわけで永平寺の中を巡って来ましたが

かなり良い運動になりました。





出口のお札やお守りを売ってる場所で

お坊さんがまるで会社の営業マンのように

並んで電話受付をやってる横を抜けて出口へ。


26 僕には珍しくお寺巡り.JPG


僕が出た後は

大きな団体様一行がやってきたので

長居はせずに参道にあった

抹茶あずきソフトで一服!


32 永平寺の抹茶ソフト.JPG


喉が渇いていたけど

さっぱり味でちょうど良かったです。




と、目的地から逆行していたので

福井北ICから北陸自動車道で金沢を目指します。



小松基地から飛び立った

F-15イーグルを見ながら

ツーリングマップル2ページ分ほど

走って石川県の金沢西ICで降りました。


35 金沢には何かの秘密基地がある.JPG


金沢の郊外にある

とっても目立つ秘密基地の横を通って

有料道路の能登道路へ




で、海沿いを通るこの能登道路だけど

地図で見たまんま海が真横です。

34 能登有料道路は海沿いを走るぞ.JPG



その横に広がる砂浜の先には

僕がここに来たかった一番の目的の地が

カワセミ号との再来を待ってくれていました。




今浜ICで有料道路を降りて

そのまま海へ向かって

アスファルトが無くなっても

どんどん突き進んで・・・


36 ここを走りたくて頑張りました.JPG


なぎさドライブウェイ




35 この道は走るためにここまで来ました.JPG



普通に砂浜を走れる

貴重な道です。



2年前に初めて走って

感動したので

絶対にまた来てやろうとずっと

思っていたのであります。



肝心の砂浜は

しっかり固く絞まってて

走ってても全然大丈夫です。




ほら ↓

37 普通に道路なのです.JPG

(バスガイドさんから手を振られました)



で、波打ち際を走るのは

感動の極みなんだけど

たった2回しか来てない僕がアドバイスをするのも

気が引けますが

まず、出来るなら燃料タンクは空に近い方が良いでしょう。



別に倒した時の事を言ってる訳ではないけど

理由は後で・・・




そして、絶対に必要なのがコレ ↓

39 tonojinのスタンドパッド.JPG


走るには全く問題は無いけど

バイクのスタンドは埋まっちゃいます。



ちゃっかりtnojinから手作りスタンドパッドを

受け取っていたので早速役に立ちました。





でも、これ、決定的な欠陥が・・・




さぁ、カワセミ号に跨がって

出発しようとします。




あれ!?




パットはどうする?






跨ると手が届かないですケロ






そう、これ紐が無いのでありました。





どうしよう・・・








まぁ!


なんとかなるさっ!






で、ガソリンタンクを満タンにしないのは

もちろん砂が軟い場所があっても

埋まり難いようにって意味もあるけど

砂浜を走った後にスタンドに行って給油するついでに

洗車させてもらうのであります。

(「洗車だけさせて」って小心者なので言えないからです)



なのでセルフじゃないスタンドの方が

洗車用の水道もあって良いかもね。




で、tonojinパッドのおかげで

カワセミ号は心配ないので砂浜に置いたまま

歩いてハマグリを食べに行きましょう。




40 ここで焼ハマを食べるのだ.JPG



ほら!

これも千里浜の名物です。




焼きハマグリを日本海に沈む

夕日を見ながら食べるってとっても贅沢だ。

ハマグリグリグリ.JPG



海の香りとプリンとした

食感を楽しんで足元を見ると

ハマグリかな?


41 砂浜には貝がいっぱい.JPG

何かの稚貝がコロコロと

たくさん転がっています。



あっ!

そうそう。



ハマグリを焼いてもらったお店から

これを貰ってきました。
43 見てのまんまホタテ.JPG

見ての通りのホタテの貝殻




これをどうするか?って言うと

こうします ↓

44 意外と割れないぞ.JPG


意外と割れないんだな。



これでtnojinのスタンドパッドを救出出来たし

ホタテ貝はそのまま海に帰ってもらって

すべて解決!




と、そんな事をやってると

目の前の海に夕日が沈もうをしている

42 おじさんより絵になる女の子.JPG


恋人達は波打ち際ではしゃぎ

廃墟ハンターな自撮りに勤しむ


46 本日のツーリングのフィナーレ.JPG



潮騒を聞いてると

夕方の涼しい潮風が体を通り抜けて行きます。



47 石川県からお送りしました.JPG


バイク乗りでよかった






日本海が真っ赤に染まって

紫色に変わる中

千里浜を後にします。



出口付近だけ砂に埋まりそうになるので

ちょっとビビるけど

無事に国道へ出て

スタンドで洗車も済ませて金沢市街地へ


36 最後は完全にナビ任せです.JPG


ホテルも決めてなかったけど

ナビの中に2年前に泊まったビジホが入ってたので

案内してもらいました。



平日なので空室も余裕でチェックインを済ませて

金沢の街のネオンに誘われるがままに

ビルの間に消えていくのでありました。

(御飯を食べるためだよ)






では響の夏休みの1日目の北陸編は

ここまで。




お酒も回ったので

また2日目でお会い致しましょう。



続きます.jpg

                (↑ 写真をクリックすると2日目へトリップできます)

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