さぁ!
今頃ですが響の夏休みツーリングです。
(ただのサボリとも言います)
世間様の夏休みが終わって
平常に戻った街を尻目にフェリー乗り場へ
で、元々の計画では北海道へ上陸するはずだったのですが
車の足回りがぶっ壊れて北海道予算から修理代を捻出したので
近場(?)の中部地方へブラリと出かけて見ることにしました。
まぁ、ブラリと言うのがピッタリなスタートで
仕事を半日で終わらせた勢いで
「このまま行っちゃおうか?」と思い立って
いきなり荷物をまとめて夜逃げのように
スタートしたツーリングなのでありました。
で、平日だったので予約無しでも
すんなり個室の寝台を取れて
お風呂に入った後は
離れていく九州を見ながらやっぱり飲むのはコレだよね。
と、ビールを飲みながら
明日は何処へ行こうかな?と考える・・・
「そうだ!2年前に行って感動したあそこへ行こうかな」
とか考えながら地図を眺めていたら
眠くなったのでオヤスミなさい・・・ZZZzzzてん
てん
てん
<・m= チュンチュン
下船案内がある時間の直前にセットしたアラームで
目を覚まします。
フェリーからの下船もかなり馴れたので
みんながバタバタと荷仕度をやってる中で
レストランでゆったりと朝食を食べて
手早く下船の準備を済ませると
カワセミ号と共に港を出て取石ICから高速へ
難関だった大阪脱出も
ナビのおかげで何とか迷わずに
名神高速道路へ入れました。
京都を抜けるまでかなり車が多くて
メゲそうだったけど
米原Jctから北陸自動車道へ入ると
ガラガラだよ
琵琶湖に沿って北上して
木之本ICで高速を降ります。
そして一般道へ出て
スグに見えてきたのが琵琶湖!
デケ~!
琵琶湖の湖南ではBass釣りなどで行ったことは
あったけど湖北は始めて。
湖なのに水平線が見えるって
凄いよ。
そんなデッカイ琵琶湖の湖北から・・・
ちょっと遅い
響の夏休みツーリングのスタートです。
とりあえずもっと琵琶湖が見たいので
湖岸沿いの道を走ります。
こうやって湖岸を走ってるけど
どう見たってコリャ、海だね
イルカとかがビヨ~ンって
飛んでも違和感無いもん。
しかし湾の奥へ入ると
いかにもブラックバスが釣れそうな
雰囲気になります
ここだけ見たら普通の池です。
浮草の際なんかに
ルアーを投げたら大きいのが釣れそうです。
では、
湖畔を走る琵琶湖パークウエイを抜けて
R8へ出ましょう。
琵琶湖沿いから外れると
すぐに田園風景になる
とっても良い所です。
しばらく走ると
滋賀県の北部にある高島市へ入って
まいりました。
まったく聞き覚えの無い地名ばかりで
自分が何処にいるかわからないけど
とりあえず間違えずに目的地へ到着したみたい!
ここ、
ずっと来てみたかったんだ ↓
メタセコイヤ並木
化石になると石炭になる木なんて
何時もこの木を見ると思うけど
この並木はそんなヘンテコな想像もさせないほど
かっこいい道なのでありました。
田んぼの中に数100M続いてるだけなんだけど
なかなか壮観なのであります。
では、
メタセコイヤの木の精霊から
パワーを貰っちゃいましょう
(轢かれればいいのに・・・)
車が全然来ないことを良いことに
気が済むまで何度も自撮りして
カワセミ号に跨って再び北上開始!
バビュ~ン!と走って
R161へ
そのガラガラのR161を北上すると
すぐに福井県に入ります。
なだらかな山中を走る区間は
まだ午前中だったので快適だったけど
敦賀の街に近付くにしたがって
暑くなってきました。
どうせ近所には避暑になる高い山などは
無いので覚悟を決めて水分をガンガン摂って
まずは敦賀の海岸にある気比の松原へ
松並木の中を走ると
松の独特の香りに包まれます。
で、この気比の松原なんだけど
佐賀県の虹の松原と並んで
日本三大松原の一つなのであります。
(バーガーは売ってませんケロ)
バイクでは虹の松原とこの気比の松原の
二大松原を制覇したので
あと、一個です・・・
で、あと一個って何処?
気になったので
調べて見ると静岡県の三保の松原らしです。
(前も調べたけどすっかり忘れています)
別に松原ハンターでは無いので
何が何でも行かないと気がすまない感じでは
無いけど3個のうち2個を制覇したら
全部制覇したくなるじゃないですかっ!
何時か行って見ようと思います。
(誰か一緒に行きませんか?)
では・・・
森の妖精さんを置いて
暑いのでさっさと先へ行きます。
敦賀の町の路地を抜けるけど
ちょっと雰囲気の良い路地を通ります。
こんなちょっと古い町並みって
あるんだよな~
あれが・・・
廃墟じゃないけど
僕の廃墟センサーの近代化遺産アラームが
ピロピロ~と鳴ります。
路地の小さな交差点を幾つか抜けてると
ほら!
あったでしょ ↓
古い町並みが残る場所には
古い銀行や役所跡が残るパターンなのであります。
城下町なんかもお金持ちが
明治になって洋館などを建てるので
高い確率で洋風建築が見られるのだ。
今では敦賀市の博物館だけど
昭和2年に建てられた
旧大和田銀行本店の跡です。
中には入らないけど
ちょっと正面にお邪魔して
敦賀市を出ました。
来年フェリーで北海道に行くための
敦賀東港の場所だけを確認して
バイクで走って見たかった越前海岸
一度、車で走った事はあったけど
その時はオッ高い有料道路でしたが
今は嬉しいタダ
真っ青な日本海を眺めながら走れる
バイクなら一度は全線走って見たいと思った
道なのであります。
ずっと海沿いを走しる道なので
標識もこんなのがあるよ ↓
北斎っぽくて良いデザインです。
九州にもこの標識あるのかなぁ?
宮崎県の日南海岸や
山陰にも海沿いを走る道があるけど
海から反れる事無く
何十Kmも続くシーサイドランが出来る道は
珍しいです。
しかも海側の車線を走ってるので
こんな透明度の海を・・・
ずっと見ながら走れます。
時たま漁港の集落を抜けるけど
いたるところに名物の「越前ガニ」のノボリが上がっていて
食べようと思ってお店に入ろうとしたら
越前ガニの解禁は11月かららしいです。
カニはあきらめて
適当に入ったお店で海鮮丼を食べました。
美味いけど・・・
海沿いのお店の海鮮丼にしては
ちょっと盛りが寂しいです。
(お値段は1600円)
まぁ、ヨか!
九州男児はそんなこんまい事は
気にせんとバイ!
日本海のようにでっかく
前へ進むのみなのだぁ~~~!!
俺の前には大海原以外は
何も邪魔する物は無いのだぁ~!
海鮮丼の盛りが小さくなって
気にしなぁ~い!
(↑ 気にしてるやん)
と、こんな
舟で食後の休憩をして
引き続き越前海岸を快走してると
トンネルの中から外が覗ける穴が!
トンネル内なので
車が来てない事を確認して停まって
裂け目から外を・・・
岩と青い水が見えました。
ダイビングに人気のスポットだって
いうのがうなずけます。
トンネルを抜けて
しばらく海岸線を走ると
越前岬を通過!
そのまま先へ行っても良かったけど
アマさんからの立ち寄り場所のアドバイスで
越前岬灯台がメールで来てたので
寄ってみました。
(情報元はnさんらしいです)
灯台自体はそれほど古い物ではなかったので
メインでは見てないけど
メチャクチャ良いロケーションであります。
この灯台周辺は水仙の頃もかなり綺麗みたいだよ。
で、この越前岬前後から
海沿いはでっかい岩がゴロゴロの
景観に変わって行きます。
いかにもカニが好きそうな
地形じゃないでしょうか?
しかしまた10kmほど走ると
白い岩場が続く景色になったり・・・
海沿いに田んぼが出てきたり・・・
やがて石柱摂理が美しい
岩が続く景色へ変化して走る人を飽きさせない
演出がニクイです。
と、この石柱摂理が美しい鉾島と呼ばれる島は
登れるみたいです
面白そうなので
登っちゃおうかな?
別に歩道が無くても渡れそうな
気がするけど
その先の岩場は階段はあっても
柵が無いのが良いね。
別に思ったほど怖い場所もなく
頂上に着くと小さな祠が祭られていました。
漁師さんの神様かな?
帽子を脱いでこれからのカワセミ号との
航海の無事をお願いして
鉾島の頂上からの眺めを楽しみます。
たったこれだけの高さでも
かなり見晴らしが良いもんだね。
その鉾島から6kmほど北上すると
数十km続いていた海岸線の道は
やや内陸を走ってラッキョウの産地へと突入!
周りは砂地の畑だらけです。
そのままR305を行けば
東尋坊などへ行けるのですが
海をお腹一杯見てきたので
少し山手へ移動!
九頭竜川を渡って
R364へ出て石川県へ
そのまま山村風景を見ながら
山中温泉の手前まで来て
菅原神社に到着!
樹齢2300年の
巨木があるんだよ~!
「柏野の大杉」
2千年超えてるのかどうかは推定ですが
寒い地方の中ではかなりの巨木だと思います。
はい、
当然、パワーを貰っちゃいますよ
精霊の鋭気を貰って
どんどん北上しようかと思ったけど
ちょっと時間が早い見たいなので
また福井県に戻って
アマさんお勧め(nさんお勧め)の永平寺へ行く事にしました。
R364を戻って
再び鬱蒼と木々が茂る
参道の横にカワセミ号を停めます。
参道にはお土産屋が並んでてたけど
お寺の中は厳粛なムードが漂っています。
「曹洞宗大本山永平寺」
宗派については
勉強不足でチンプンカンプンですが
とにかくこれほど大きなお寺は久し振りです。
拝観料を払って中へ入った後は
靴を脱いで歩くことになります。
と、広間の天井を見ると・・・
大本山の力を感じます。
とりあえず迷路見たいになってるので
順路の看板を見落とさないように進むと
長い階段が出現。
ギコギコと木のきしみ音を鳴らしながら
登りますがたまに木の継ぎ目に足の
肉が挟まって痛いです(汗)
これも修行でしょうか?
古いお寺のような幻想的な雰囲気はありませんが
それなりの歴史を感じます。
貰ったパンフレットに
それぞれの建物の役目などを説明していますが
とりあえず一番上の本殿で御参り
(ニラッメっコしてるわけではありません)
と言うわけで永平寺の中を巡って来ましたが
かなり良い運動になりました。
出口のお札やお守りを売ってる場所で
お坊さんがまるで会社の営業マンのように
並んで電話受付をやってる横を抜けて出口へ。
僕が出た後は
大きな団体様一行がやってきたので
長居はせずに参道にあった
抹茶あずきソフトで一服!
喉が渇いていたけど
さっぱり味でちょうど良かったです。
と、目的地から逆行していたので
福井北ICから北陸自動車道で金沢を目指します。
小松基地から飛び立った
F-15イーグルを見ながら
ツーリングマップル2ページ分ほど
走って石川県の金沢西ICで降りました。
金沢の郊外にある
とっても目立つ秘密基地の横を通って
有料道路の能登道路へ
で、海沿いを通るこの能登道路だけど
地図で見たまんま海が真横です。
その横に広がる砂浜の先には
僕がここに来たかった一番の目的の地が
カワセミ号との再来を待ってくれていました。
今浜ICで有料道路を降りて
そのまま海へ向かって
アスファルトが無くなっても
どんどん突き進んで・・・
なぎさドライブウェイ
普通に砂浜を走れる
貴重な道です。
2年前に初めて走って
感動したので
絶対にまた来てやろうとずっと
思っていたのであります。
肝心の砂浜は
しっかり固く絞まってて
走ってても全然大丈夫です。
ほら ↓
(バスガイドさんから手を振られました)
で、波打ち際を走るのは
感動の極みなんだけど
たった2回しか来てない僕がアドバイスをするのも
気が引けますが
まず、出来るなら燃料タンクは空に近い方が良いでしょう。
別に倒した時の事を言ってる訳ではないけど
理由は後で・・・
そして、絶対に必要なのがコレ ↓
走るには全く問題は無いけど
バイクのスタンドは埋まっちゃいます。
ちゃっかりtnojinから手作りスタンドパッドを
受け取っていたので早速役に立ちました。
でも、これ、決定的な欠陥が・・・
さぁ、カワセミ号に跨がって
出発しようとします。
あれ!?
パットはどうする?
跨ると手が届かないですケロ
そう、これ紐が無いのでありました。
どうしよう・・・
まぁ!
なんとかなるさっ!
で、ガソリンタンクを満タンにしないのは
もちろん砂が軟い場所があっても
埋まり難いようにって意味もあるけど
砂浜を走った後にスタンドに行って給油するついでに
洗車させてもらうのであります。
(「洗車だけさせて」って小心者なので言えないからです)
なのでセルフじゃないスタンドの方が
洗車用の水道もあって良いかもね。
で、tonojinパッドのおかげで
カワセミ号は心配ないので砂浜に置いたまま
歩いてハマグリを食べに行きましょう。
ほら!
これも千里浜の名物です。
焼きハマグリを日本海に沈む
夕日を見ながら食べるってとっても贅沢だ。
海の香りとプリンとした
食感を楽しんで足元を見ると
ハマグリかな?
何かの稚貝がコロコロと
たくさん転がっています。
あっ!
そうそう。
ハマグリを焼いてもらったお店から
これを貰ってきました。
見ての通りのホタテの貝殻
これをどうするか?って言うと
こうします ↓
意外と割れないんだな。
これでtnojinのスタンドパッドを救出出来たし
ホタテ貝はそのまま海に帰ってもらって
すべて解決!
と、そんな事をやってると
目の前の海に夕日が沈もうをしている
恋人達は波打ち際ではしゃぎ
廃墟ハンターな自撮りに勤しむ
潮騒を聞いてると
夕方の涼しい潮風が体を通り抜けて行きます。
バイク乗りでよかった
日本海が真っ赤に染まって
紫色に変わる中
千里浜を後にします。
出口付近だけ砂に埋まりそうになるので
ちょっとビビるけど
無事に国道へ出て
スタンドで洗車も済ませて金沢市街地へ
ホテルも決めてなかったけど
ナビの中に2年前に泊まったビジホが入ってたので
案内してもらいました。
平日なので空室も余裕でチェックインを済ませて
金沢の街のネオンに誘われるがままに
ビルの間に消えていくのでありました。
(御飯を食べるためだよ)
では響の夏休みの1日目の北陸編は
ここまで。
お酒も回ったので
また2日目でお会い致しましょう。
(↑ 写真をクリックすると2日目へトリップできます)
番茶犬
2010年09月07日 22:34
響さん、むっちゃカッコいー!
金沢とか、なぎさ辺りだとイメージできたりします。
やっぱ能登に行かれたのでしょうか・・。