盆も正月も無くて
ましてはゴールデンウィークなんて何?って感じの
平日ライダーの僕ですが
やっとまとまったサボリウィークを見つけたので
去年行けなかった信州へと行きたいと思います。
予報では晴れマークは出てるけど
雷雨が付き物みたいな概況なのだが
もう雨でも気分は信州スイッチが入ってるので
カッパを着てでも出かける気合十分なのであります。
でも、とは言ってもやっぱり雨は降らないに越した事はないわけで
晴れ男の僕にプラスして幸運と晴れを呼ぶと言われている
ちゃつステッカーととり天珍婚ステッカーをしっかりと
貼って出かけます。
特にとり天珍婚ステッカーは一度地面に落としているので
剥がれないようにセロテープで補強します。
(無理やり貼り付けられてる感じもするが・・・)
チェーン清掃などしっかりやって
昼過ぎにのんびりと出発!
近所のダムから一山越えて
フェリーの時間までたっぷりとあるので
「せふりの」でオヤツを食べて行きましょう。
が、しかし僕の大好きなタダコーシーが無くなってて
ガックリ・・・
タダの魅力はなくなったけど
ここのコーシーは美味いので
しっかりお金を出して良い時間潰しをさせていただきました。
では平尾台を越えて
港へ向かいましょう!
みやこ峠を抜けて
阪九フェリー乗り場のある新門司港へ到着!
ターミナルにバイクを停めて
乗船手続きをしようと思ってると
tonojiさんがネクタイ姿でやってきた。
アレ?
めにまるさんも早速傷を入れたカナブン号で
やってきた。
んで、OhIkeさんも・・・
マイナリストって仕事をサボるのが
長けてる人の集まりなんじゃないかと
思ってしまうのであります。
サボッて信州へ行く僕を
サボッてお見送りをする
サボり集団なのでした。
でも嬉しいよね。
乗船手続きを済ませて
出港まで待ちきれずに叫んでみます。
(tonojiさん撮影)
と、こんな感じで良いしょうか?
もう、早く行きたくてウズウズしてると
乗船の案内があったので早速乗り込みます。
パックリ開いた口から入って
カワセミ号を固定してもらいます。
2等指定A(個室)に荷物を置いて
普段着に着替えて
上の甲板に上がります。
あっ、これ買っておかないと・・・・
サァ!
わざわざ時間を作って
お見送りしてくれてるメンバーに見せびらかすように・・・
カンパ~イ!
(tonojiさんからケッパリ)
ゴクッゴクッ
ゴクッ
ヒャ~~!!
ウマイ!
(↑ おまえ絶対バチが当たるぞ)
しっかり見せびらかして気が済んだので
お次は大事な大事な儀式をします。
オ~イ!
良い?
投げるよぉ~~!!
これをやらねば!
周りにいた乗船客から
笑われています。
隣にいた外人さんからは
「Oh!バイバイね」と言われたよ。
そんなちょっとコッ恥ずかしいテープ投げですが
エボエボさんも駆けつけてくれて
僕の旅立ちはとっても感動的な時間になりました。
テープで繋がった仲間の絆が
僕にさらなる元気をくれます。
しばらくすると船のロープが外され
出港となりました。
少しずつ岸から離れて
繋がったテープを放します。
みんな、ありがとう!
みんなの分もいっぱい楽しんでくるからな~!
お互いに大きく手を振って別れを惜しみます
と、感動の別れの後も
しばらく気持ちの良い風の吹く
甲板で見慣れた街を海から眺めます。
まるで早朝のように霧がかかったような風景です。
大浴場に入って
レストランでまた生ビールを飲んで
エピローグは終了!
(∪。∪)。。。zzzZZ
そして翌朝
∑・m= チュンチュン
目を覚まして甲板に出てみると
朝日が射す神戸沖でした。
船内で簡単な朝食を済ませて
案内にしたがって車両甲板に降りて
カワセミ号に跨ります。
大きく開いた船の口から出ると
あっ!
なんか、いっぱいお出迎えがいるんですケロ・・・
かざぐるまさん、始めまして!
しかもこの旗には参りました(笑)
もう、コッ恥ずかしさ倍増です。
でも、めちゃ、嬉しいです。
nさんもはじめまして!
同郷な繋がりもあって会えて嬉しいです。
そして、何だか最近会ったばかりな気がするけど
barbieさんとmicyuさん。
仕事前にお出迎えありがとう。
なので早速集合写真をと思ったら
なんとかざぐるまさんはバイクで来た振りをして
実は車で来てたよ。
なのでバイク4台と5人で集合!
かざぐるまさんが仕事のため
そのまま離脱して残ったメンバーは
行ける所まで一緒に走ってくれるそうです。
nさんの先導で僕の信州ツーリングの初日はスタートします。
僕の大好きなコンビナートが見える高速
2年前に月光14thさんに先導してもらった時の事を
思い出します。
南港大橋を渡って
途中で道がちゃうんやないかぁ?
となったけどbarbieさんの携帯のナビが
優秀でそのまま走り続けます。
無事に名神に入って
最初の桂川PAで小休止を致します。
その後は仕事があるので京都で
barbieさんとmicyuさんはお別れです。
仕事なのに来てくれて
ありがとう。
micyuさんを拉致って
一緒に行きたかったけど
それまでに沢山barbieさんから桃紙を貰ってるので
丁重のお断りされました(笑)
で、nさんは休みと聞いていたので
一緒に黒部に行く?と聞いたら
さすがにソコまでは無理と言われちゃった。
でも先の関ヶ原までは一緒に走ってくれて
楽しかったよ。
別れる前にサービスエリアへ寄ったけど
改めて近くでnさんのVロットを見ると
タイヤ デカッ!
マタガリ~タして良いと言うので
跨ってみたけど僕ってこの系統のバイクって
似合わないんだよね(汗)
ホラ・・・
バイクに完全に負けてるのであります。
nさんは元、僕の住んでる近所にいた
関係で地元ネタで盛り上がりますが
そろそろ僕は先が長いので出発です。
ここまで先導ありがとう!
ここからはソロツーリングとなります。
東名高速を走り
小牧Jctから中央道へ入ってちょっとすると
お腹が空いたのでbarbieさんから貰った
土産を開けます。
おっさんが持つには勿体無いような
包みを開くとおにぎりと
パリパリの焼き海苔が入ってたよ。
嬉しいなぁ~
距離を稼ぎたかったので
とってもありがたいキティちゃんの中身でした。
お腹を満たした後は
気持ちの良い中央道をひたすら走りますが
途中で大型トラックが横転してたよ。
こわっ!
気をつけよう。
そういえばコチラの高速道路って追い越し車線を
ずっとそのまま走る車が多過ぎで戸惑います。
雪をかぶった駒ケ岳を見ながら
「オォー!信州らしいぞ」と叫びながら
先へ進みます。
長野道に入って
豊科ICで高速を降りて国道を避けて
山裾を走る県道25号線へ
周りは春なのに
こうして雪をかぶる山を見ると必要以上にテンションが上がる
九州人なのでございます。
なのでもっと近くて雪山を見たいと思って
穂高町で適当な道へ入ると森に入ってしまって
山が見えなくなってしまうんだけど
栗尾山満願寺の微妙橋という橋に行き着きました。
屋根付きの古い木造の橋で
高野山の「無妙橋」と越中立山の「無明橋」を合わせて
日本三大霊橋の一つらしい。
偶然に入った路地で良い物に出合ったのも
何かの縁なのでしょう。
なので久々にこのポーズ!
(女性カメラマンさんに撮ってもらいました)
撮ってもらって御礼を言うと
「面白いので私にも撮らせて」と言われて
また同じポーズを取ります(汗)
その後は橋と走ってるバイクを撮りたいので
道の真ん中を走って下さいとリクエストされたので
そのまま真ん中を走って元来た道を戻りますが
数人いたカメラマンが一斉に僕にカメラを向けるので
ここでもこっ恥ずかしい思いをします(笑)
県道に戻って道なりに北上
すると九州とは違う
雪解けの水が流れる川がいっぱいです。
一定に間隔で段差が入ってて
ずっとリズムを奏でながら流れる川
その先には釣堀も併設された川もあって
鯉のぼりがビッシリとぶら下がっていました。
なびいて無いので先までビッシリと
鯉のぼりが泳いでるのが見えないけど
熊本の杖立温泉並です。(スポンサー名は入ってない)
駐車場にもいっぱい鯉のぼりが泳いでいます。
ここで水分補給を済ませて
県道306号をさらに北上します。
しばらく長閑な風景の中を走ってると
高瀬川の景色にまたストップしてしまった。
雪解け水の独特の色と
ダイナミックな水量が
「信州」って感じだね。
周りは2千メートルを越える山だらけなんで
そこから流れる水もかなりの量になるようです。
こんな護岸に手が入ってなくて
原生林のような森の中を
青白い水が流れる川って貴重かもしれない。
雑魚いるかな?
雑魚って言うより住めるのは
トラウト系だけかもしれないね。
その高瀬川沿いを走って
黒部ダムへ向かう大町アルペンラインへと
入って行きました。
九州ではもう終った眩しいほど綺麗な
新緑の中を走れるって幸せです。
野生のカモシカも見れたよ。
普通の鹿なら良く見るけど
カモシカって初めて見た。
こんなのがいきなり道路に飛び出して来たら
恐ろしいのでペースを落として
注意して走行します。
雪山がどんどん迫ってきます。
途中にある鉄橋も
バックの雪山に良く似合っています。
鉄橋から横を見ると
砂防ダムから雪解け水が
溢れ出ていましたが
何処を見ても全てのスケールがデカイです。
と、こんな風にキョロキョロしながら
走ってると何時の間にか扇沢駅のトロリーバス乗り場に
着いていました。
修学旅行以来なので
懐かしい!と叫びたいところですが
遠すぎる記憶なので
もう初めて来たと言ってもいいかも。
ここで往復のチケットを買って
トロリーバスに乗ります。
説明は要らないと思うけど
電気で動くバスです。
バスに乗り込むとエンジン音がしないまま
動き出すので変な感じがするけど
路面電車の車輪の音がしないバージョンだね。
走り出したトロリーバスは
すぐに長さ5.4kmもある関電トンネルへと入って行くのだけど
これがスゲー飛ばすのです。
メーターは見れないけど80km以上出てんじゃない?
なので写真も撮れずに
くろよんダムに到着!
放水は今月末からなのでやってないけど
人の英知の結晶である巨大建造物は
やっぱり感動だね。
修学旅行の時も多分感動はしてると思うけど
今の方が数倍感動していると思います。
この素晴らしい眺めを見ながら
山イチゴソフトを食べちゃうぞ
もう6月なのにこんなに雪に囲まれて
冷たい風が吹く中で食べるソフトは格別だ。
雪が大地を削った雪解け水は
独特の色を発して黒四ダムに蓄えられます。
何リットル入ってるんだろう?
(2億トンらしいですゼ)
堰堤の高さは186mもあって
堂々の日本一なのだ。
難工事につぐ難工事の末、完成したダムだけど
その目もくらむような堰堤の横の絶壁に
何かの遺構が残ってる
どうやって行くん?
で、駅にあった写真 ↓
同じ場所?
罰ゲームでも絶対歩きたくない場所です。
ほんと大変な建設現場で
ダムを造るにはあまりにも過酷な場所に
挑む当時の男達に頭が下がります。
今なら巨大な掘削機を入れれさえすれば
比較的に楽なのでしょうが
当時は雪深い山岳地と膨大な地下水などとの
戦だったのでしょう。
そんな巨大プロジェクトに敬意を表して・・・
(本日2回目)
そんな危険な現場ゆえ
殉職者も多く出たようで
ダムの堰堤脇には
慰霊のモニュメントもありました。
僕も穴掘りを手伝います。
と、こんなに凄い邊所なんだけど
駅の中はこんな風に別世界な感じだよ
何も苦労しないで
この風景が見れるって
便利になったもんだね。
それではまたビュンビュン飛ばす
トロリーバスに乗って下ります。
扇沢の駐車場のおじさんから
長野市内へ行く良いルートを教えてもらって
ケロヨンダムを後にしました。
教えてもらった県道31(大町街道)から
白馬方面へ北上して
R19で長野市街地へ
松代にある大本営跡の地下壕は
時間が間に合わずに入れなかったので
松代の城下町をブラブラと散策
バイクを降りての散策も考えたけど
今日は移動日だったので
これで散策を終えて
市内を目指して寝ぐらを確保しに行きましょう。
一方通行だらけの市街地に翻弄されながら
寝ぐら確保!
長野リンデンプラザホテルに
カワセミ号の場所と僕のベットを確保して
シャワーを浴びて着替えて市街地へGO!
下調べもしてないので
適当に居酒屋を見つけて入ります。
で、飛び込みで入って見た
居酒屋だったのだけど信州らしいメニューが
豊富でどれも美味しそうです。
で、まずは信州サーモンを肴に生ビール
ップッハ~~!! 最高!
信州サーモンもさっぱりしてて美味い
確か、ニジマスとブラウントラウトの交配種だっけ?
で、山菜の天ぷらなんだけど
こごみ(草蘇鉄)や見たことの無い葉っぱが
入っててどれも美味い。 (大好物のタラの芽もコチラでは今が旬)
そして酒のつまみに最高だった
初めて食べる根曲がり筍
焼いた細い筍の皮を剥いて信州味噌を付けて頂きますが
ホフホクして美味いです。
ただ、皮の剥き方が悪いと
ガジガジの笹を喰ってるパンダみたいになるので
注意です。
よく、山奥へ山菜採りに行って遭難するのは
大体この根曲がり筍を採ってる時らしいです。
寒い地方の山菜みたいなので
これを食べるならコチラ方面に来るしかないね。
それと最後に
信州野沢菜茶漬けで〆させていただきます。
これでご馳走様をするつもりだったけど
ご主人からのサービスで安曇野のリンゴを頂きます。
う~ん、満足な1日目でありました。
んじゃ、ホロ酔い気分のまま
2日目に続く!
みぃ
2010年06月07日 02:25
ゴージャスなお見送り、お出迎えでのフェリー旅、良いですね!
北海道ツーリングの際に、何度となくフェリーは乗っていますが、
アレって、何とも旅に向けてのテンションが上がります~(笑)。
黒部ダムは、数年前に行きましたが、晴れた日に放水を見ていたら、
放水の中に虹が浮かんで、とてもキレイでした。