今日は廃道巡りのスペシャリストである
チョメさんと廃道の奥に潜む
魅惑の隧道を巡る日
チョメさんの足がバイクって事で
僕もバイクで行く事にします。
で、寒気が去って予報では
今日はすごく天気が良くなるようだけど
そのお陰で無茶苦茶寒い!
周りの田んぼは霜で真っ白ケです。
んで、待ち合わせは何時のも
香春のR
ツーリングじゃないけど
掲示板に廃道巡りの企画を出すと
勇敢なメンバーが参加してくれました。
OhIkeさんと参加率がすげ~tonojiさん。
そして「サム~イ」とかおりんが登場。
するとコンビニに停まっていた
カブの方がこっちに来て挨拶されましたが
チョメさんでした。
「はじめまして!」
カブ90ですか?
「はい、前は50ccだったんですが・・・」
と、排気量差が1210ccもあるけど
ゆっくり走るのでこの勇敢な5人で
探検隊結成です。
まずは築上町にある
萱切隧道(かやきりずいどう)を目指しましょう!
しばらくチョメさんに先導をしてもらっていましたが
道を良く知らないということで
本庄の大楠まで僕が先導いたします。
峠越えは凍結してるかもしれないので
国道から犀川沿いを行くと・・・
ヒィエエエ~~~(汗)
日の当たる所は何も無いけど
日陰に入るとうっすらと凍結してるっぽいです。
真ん中を真っ直ぐ走るのは問題無いけど
端っこは滑りそうで怖いです。
築上郡に入って
県道237号線を行きます
霜が解けて
湯気が立つ川沿いの道を行くと
本庄の大楠に到着
夜中の初詣以来です。
この大楠の駐車場にバイクを停めて
チョメさんの案内で探検隊が山へ向かうのだ。
のどか~な田んぼ道を行く
この時は完全ハイキング気分の探検隊。
チョメさんはリュックまでからって行ってるのに
マイナリストはカメラ程度しか
持って行ってなくて探検をナメてんのか?
(僕もペンライトしか持って行ってないケロ)
でっかい古民家脇から山に入ります。
この藁葺き(トタンで被せています)の
家紋が目印だ。
古民家の脇を入ると
そこから登山道になります。
杉木立の中に入り
やっぱり軽くない登山の開始だ!
登山道に入ると
案内板も出てきた
最近になって注目を浴びた古道らしく
こうして看板が立てられるようになったようです。
チョメさんの話で片道20分程度と言ってた・・・
どうでしょう?
まだ全然軽い状態の登山道でございます。
登るに連れて日が入らなくなり
鬱蒼とした森の中を歩く
フカフカした山苔が
深い森に入ったことを教えてくれる
ゴロゴロの瓦礫の道は困難を極め
倒木がマイナリスト探検隊の行く手を阻む
とにかく歩きにくいったらありゃしね~
足がガクガクしてきたぞ
息も切れて
途中の写真はこれだけだ。
なので直ぐに着いたと思われたくは無いのだが
到着だ!
ず、隧道だ!
こんな山奥にこんな素彫りの隧道があるなんて
誰が思うだろうか?
感動で疲れも吹っ飛ぶけど
息は切れたまま近付きます
すげ~!
明治中期に掘られた古道で
昔はこの道がないと病人を送れずに
途中で死なせていたそうだ。
私財を投じて作った
村の命の道だったのだ。
それでは入ってみよう!
内部は崩落も無く
心配していたゲジ×2君もいなくて
すんなりと歩ける。
入口のボロボロ具合から想像できないほど
内部はしっかりしているように思えるが
過信は禁物だ。
長さは50mほど?
出口が見えてきた
このまま古道を抜ければ犀川の方へいくらしいが
今までの廃墟探検では無かった
本格的な探検ムード満点だ。
当然、バイクを大楠の駐車場に置いているので
来た道を戻ります。
が、
ここで事件が!
中腹まで下った時に
tonojiさんが一言・・・
「鍵が無い」
エッーー!!
メインキーじゃなくて
ヘルメットのワイヤーキーの鍵を落としたらしいので
切れば帰れるけど
ここはまだみんないるし探そう!
足がガクガクだったが
再び登って探す!
探検隊はこういったアクシデントの時にこそ
結束力を試されるのだ。
とにかく昼飯を奢ってもらうため
必死で探します。
一度上まで引き返して
無かったので中腹より下に希望を残して下る。
あぁ・・・やっぱり山の中で小さな鍵を見つけるのは
無理かなぁ~?って思ってると
下から
「アッタ~~!」
どうやら先に下っていたかおりん隊員が見つけたらしい。
良かったね~!
必死に探したので写真1枚も無く
下山完了!
とってもポカポカ陽気になってる
この時点で11時
鍵を探していた時間を差し引いても
マイナリスト探検隊の登山の足は遅いようです(笑)
と、言うわけで昼飯です。
次は耶馬溪方面ってことで
その方向にあるお店で食べることして
今日のメンバー紹介
マイナリスト企画参加率No,1の
トノジィーー!!
そして磨崖仏ハンターになったお陰で
登山がへっちゃらになった
オーイケーー!!
そして廃道企画にまさかの
紅一点参加の女豹
カオリ~ン!!
そしてこの方がいなかったら
この企画は無かった
チョメーー!!
それと自撮りを忘れてしまった
ヒビキィーー!!
そんな5人で廃道探検をやっています。
で、大平村の石焼ピザのお店が無くなってるいるので
宝来軒で昼食
ラーメン系でも良ったのだけど
なんだかチャーハンの気分だったので
これと餃子。
満席で並ぶほどでしたが
運良く直ぐに座れて
「御馳走さまでした~!!」
もちろんtonojiさんに言っています(笑)
満腹になって
耶馬溪へ!
場所は大体聞いているので
引き続き僕の先導で行きます。
久しぶりに青の洞門を通過
大昔に岩をくり貫いて作った道だが
こうして現在みたいな道路が出来なかったら
この隧道も廃道探検コースになっていたかもしれないよ。
和尚さんが掘った道だけど
日本初の有料道路だったのです。
もちろん、今はタダで
通らせていただきます。
県道28号線で耶馬溪ダムの横を通って
紅葉で有名な一目八景を超えると
到着!
峠の手前の潰れたお土産屋の駐車場で
バイク達は留守番です。
「ここから5分くらいですよ」(チョメさん)
登山じゃないし5分なら楽勝やん・・・・
と思ったのだけど・・・
ゲッ!
こ、ここっスか?
「ここを行くんですよね?」
と最初の藪を
ウォリャーー!
と、突破するもまたすぐに分厚い
藪に阻まれる。
躊躇していると
サッサとチョメさんが先に行っちゃいます。
どうもレベルが違うようです(笑)
なんとなく人が歩ける隙間が
あるけど先ほどの萱切隧道とは別のハードさです。
ま、正に・・・・・・・・探検!
チョメさんはサクサクと先へ行ってしまって
後続隊を待つが・・・
かなり苦労しているようだあ。
「オォーーイ! 無事かぁ?」
バキバキ「キャーーすぼった」ガサガサ「ちょっとまってくれ」バキバキ
これぞ
追い求めていた探検だ!
ぬかるみを幾つも超え
川になった瓦礫の道路を進む。
幾多の困難を乗り越えた
我々の前にその廃道は姿を現した!
これが鹿倉隧道だ。
横に新道が通ったため
誰の目にも触れることなく
埋もれようとしている廃道なのだ。
中は車が通っていたので
それなりの大きさがあるが・・・
見事な素彫りであります。
なにか自然の洞窟に迷い込んだような
感覚になる。
隧道の中は落盤があるようで
安全とは言えないが
塞がれていない旧道のトンネルは珍しいので
入ってみる。
バイクの化石もある。
スズキ?
フロントフォークが長いので
ラクーンかも。(懐かしいだろ~!?)
凸凹したトンネル内部を見ながら
奥へと進む
イヤ~!
一人じゃイヤだけど
これは素晴らしい!
シトリシェンロンをこっそりやって
出口へ・・・
しかし出口側は崩落してて
すごい状態だ
出口の半分は滝になっていて
探検隊のエンディングに相応しい
ムードが満点です。
と、ここで協議開始。
引き返す?
グチュグチュだったよね?
じゃ、これ登る?
横に現在の道路が通っているので
登ろう!
うん、そーしよー!
【決死の脱出を試みるマイナリスト探検隊】
太陽に向かって登って行くと
こんな切り株を発見!
何だ?
ラケットみたいな切り株だぞ。
びっしりと苔が生えているので
この状態になって長い歳月が経っているようだな。
探検隊一向は何とか
現行の道路に辿り着いた
上から見下ろすと
鍾乳洞か何かから這い上がってきたように見える
ハァ~!
面白かった!
でも、もう今日は良いです。
チョメさんの話ではまだまだ沢山あるようですが
廃道初心者の集まりの
探検隊ではもう今日の2つでお腹一杯です。
無事に生還したマイナリスト探検隊は
次に向かうのは廃道では無くて
マチュピチュ!
予定を廃道からツーリングに・・・
「マチュピチュ行きまちゅ?」
「良いでちゅよ」
それではツーリングになってしまいましたが
宇佐のマチュピチュに行きまちゅ。
ガソリンを入れるため
一旦玖珠の街へと出て
切れていたかおりんのヘットライトを交換して
R387を北上!
高原地帯を気持ちよく走ります。
奇岩もあります。
落ちそうで危険がアブネーです。
天気が良くて
インナーを脱いだままで調度良い
こんな日はやっぱりバイクが最高だね。
頂上付近でうっすらと
凍結している路肩もあったけど
明るい日差しのおかげですべてドライ走行です。
耶馬溪と地形的に
近い場所にあるので
周りの山は岩がボコボコ出ています。
眼下の杉も赤くなっているので
春を予感させてくれます。
九州は真冬になるとよほど高気圧が頑張ってくれないと
こんな天気に恵まれないのだけど
今日は高気圧が頑張ってくれているようです。
気持ちよくカブ90を交えてののんびり
マスツーリングを堪能して
着いたのがココ ↓
世界遺産マチュピチュでちゅ。
・・・
いや、それにソックリな場所
これが宇佐のマチュピチュ!
しっかり「宇佐のマチュピチュ展望所」なんて
案内板もあるマイナリストが大好きな
マイナースポットだ。
まぁ、何処が?って聞こえてきそうだけど
多分、本家のマチュピチュの飛び出た山と
棚田の感じが似てんだと思う。
ホラ ↑
よし、ここでバイクを入れて
集合写真を撮ろう!
なるべく高い位置からカメラを構えたいので
みんなアレコレ頑張っていますが・・・
降りれなくなるtonojiさん
さすが、優秀な探検隊員だけあります。
そしてこの状態を見ていたはずなんだけど・・・
ここでも発生しております。
ほんと、今日は選りすぐりな隊員が
集まったようです。
結局みんな降りれなくなったら
帰れないのでバイクを少し下に移動して
林道の段差にカメラセット!
「準備は良い?」
「じゃ、やり過ぎで行っちゃうヨ~!」
セーノ!
こんな探検隊で走っています。
ここでかおりんの帰宅ルートで協議しますが
一緒に香春へ帰ることにしますが
ヘッドライトの交換をするので
ノンストップで帰る作戦を立てます。
チョメさんがお先にどうぞと言ってくれてるので
ややペースを上げつつ(tonojiさんが大型を買いたくなるような)帰ります。
それではチョメさん、今日はありがとうございました。
またどこかの廃道に連れて行って下さい。
とりあえず解散式を終えて
しばらく一緒に響ファームロード入口まで走る
R387を下って宇佐へ
下りだと90ccのカブでも
速いです。
しかしアップダウンのあるHFRは苦手で
ここでお別れしました。
HFRステージ3からノンストップで
ステージ2~ステージ1へ
久しぶりに一気走りしました。
5時に香春到着!
今年初乗りのOhIkeさんも
「ケツが痛い!」とおっしゃっています(笑)
香春のRで最後の解散をして
バラバラに
今日はチョメさんをはじめ
ハードな探検に付き合ってくれた
面白探検隊のメンバーに感謝します。
ライディングブーツがグチュグチュになるので
次回は車でウルトラ警備隊ブーツで行かないといけないね。
それでは、また あ~そび~ましょ~!
by マイナリスト 響


