朝7:30
朝日に向かって孤高のマイナリストが走る
迸る光の中を
まるで高速道路と化す
朝のバイパスで風になったライダーの
今日のお供はコイツ ↓
ステファニー!
今日も一緒に楽しもうナ!
通勤レースの渦に巻き込まれながら
バイパスを抜け
響ファームロード(HFR)を一気に南下します。
今日はタイトル通りに大分空港にホーバークラフトを見に行く
ツーリングです。
今まで一回も見に行こうともしなかったくせに
運休が決まったとたんにスグにでも見ないと
気がすまないミーハー庶民でございます。
そんな訳で九州の東側を下ってるのだけど
このままHFRで走り続ける予定でしたが
三光村で「コスモス」の看板を見つけたので
通り道だし、ちょっと寄って見た。
今年のコスモスは2500万本らしい。
とてつもない本数で勝負してきたな。
しかし以前に来た時と会場が変わっていて
2500万本の迫力がイマイチわからないかな。
一度に見渡せるアングルが無いのと
花の種類の植え方にもよるのかもしれない。
以前来た時が凄かったので
つい比較してしまいますが
それでも圧倒的な規模なのは違いないよ。
個人的にはオレンジを植えずに
この色ばかりが良かったと思うんだけどね。
田んぼの後を利用しているので
土を入れ替える区画の関係で毎年場所が変わるようなので
来年はまた場所がズレてるかもしれないよ。
コスモスを見て休憩も出来たので
三光村を後にします。
以前来た時はこの綺麗な田んぼが全部コズモスでした。
この三光村からHFRステージ3へ入り
宇佐まで走ります。
宇佐からHFRステージ4を通り
県道658号線へ
一面黄金色になった田んぼを見ながら
田舎にありがちな何にもない自販で朝のコーシータイムを
取ります。
ホットコーシーを飲みながら
ナンにもない風景を見るのが好きです。
で、その何にも無い風景から1kmほど走ると
ミステリースポットが現れる。
個人的には絶対UFOを呼んでたと思う
佐田の京石(さだのきょういし)
明らかに人の手によって
建てられた石柱が並んでるんです。
はっきりした文献は無いみたいで
原始宗教による祭壇じゃないかと
教育委員会の看板には書いていますが
これは絶対UFOを呼んでたんだってば!
立ってる石に何人かを並べると
上空から見たらカブトエビに見えるとか
きっとそんな宇宙に対してのメッセージに違いないです。
最初見た時は墓かと思ったけど
色々と妄想を膨らませてくれる遺跡でございました。
和製ストーンヘンジでパワーを貰って
県道42号線へ入り快調に飛ばします。
ハチジュッキロくらい?
車がいないので調子に乗って飛ばしてたけど
一瞬、僕の目に
「反」
「射」
「炉」
の文字が頭に飛び込んだ。
廃墟センサーの感度をとりたてUPして走っていた
訳じゃないけど我ながら凄い反応でした。
当然、飛ばしていたので止まれるはずが無いので
先でUターンして何を見て
「反射炉」と思ったのかを探します。
(見て確認したと言うイメージじゃなくて
感じたと言った方がいいかな) ←おまえはニュータイプなのか?
多分、ここらへんで感じたと
思った場所まで戻ると
あった!
前しか見てないようでも
視界の端っこで捕らえていたようです。
しかし、こういった場所にある反射炉は
かなり古い物だと思うけど
何か痕跡でも残ってるのかな?
大きな物件は無いにしろ
偶然見つけた物件ってどんなのがあるか
ワクワクするね。
反射炉は佐田神社の境内にあったようで
今は何も無いみたいだ。
流石に精錬所みたいな跡があれば
もっと前に僕が見に来ていただろうから
ほとんど残ってないのだろうけど
「反射炉跡」ってわざわざ書いてるくらいだから
残骸くらいはあるのかな?
思ったより広い境内の端っこに
本殿が建っています。
けっこう古いみたいだよ。
その本殿の横には亀が!
で、これって亀ですか?
体は亀なんだけど顔を間違ってないでしょうか?
なにかこれと同じようなのを何処かで見た気がするけど
何処だっけな~?
思い出せないまま看板の情報通りに本殿裏へ
で、その本殿裏がこの亀のところでした。
亀さんの後ろの壁を見ると
これだ!
反射炉のレンガと書いてたけど
これは「からみ」と言って銅や鉄を
精製する時の精錬時に出る滓で出来た煉瓦で
不純物が多い変わりに耐熱にも優れていてる煉瓦です。
明治以前のからみでこんな煉瓦の形をしているのは
貴重かもしれないよ。(大きさが揃ってないケロ)
煉瓦の色がそれぞれ違ってるのは
その時に入れた鉱石の純度などで変わるんでしょう。
もう少し詳しい看板を見ると
個人で精錬技術を磨いて
民間で百門以上の大砲を鋳造したそうで
この佐田神社の境内で大砲の試射を行ったらしい。
その反射炉のある佐田神社のすぐ先には
佐田城址の跡があります。
当然城跡には何もないけど
移築した大塔橋が架かっているよ。
大正7年に矢津川に架かっていた石橋を
廃道になって撤去されることになったけど
地元の要望で佐田城址の横に移築したようです。
院内から安心院にかけて
石橋は全然珍しくないけど
この形は他では見ないデザインだったので
ちょっと停まって見ました。
それでは引き続き県道42号線で別府方面を目指します。
宇佐別府道路の下をくぐって
長閑なクネクネ道を楽しみます。
県道42号から24号へ曲がって
別府湾がチラチラ見える道から
十文字展望台へ
電波塔が建つ十文字展望台からは
国東や大分市方面が一望できます。
空気が冷たいけど
気持ちがいい~!!
県道24号からは高速道路の側道で
R500へショートカットします。
R500の草原地帯をのんびり下ると
明礬温泉でプリンが僕を待っています。
湯の花香る温泉で出来た
岡本屋の地獄蒸しプリン
大人のビターなカラメルがたまりません。
プリンプリンしたプリンも最高!
プリンを考えた人ってエライぞ!
で、プリンを食べた後は
そのままR10で大分空港へ行こうかと
考えてたけどまだ昼前だし
折角なので僕のブログのタイトル通りに
ちょっとだけ山遊びをやってみよう!
今年も来ました鶴見岳
もちろん徒歩じゃなくて
索道で上らせていただきます。
最近、ツーリング先で
索道や船に乗ったりと乗り物に乗る機会が多いけど
どちらも普通に行けない所に簡単に連れて行ってもらえるので
ワクワクします。
この鶴見岳の近鉄別府ロープウェイも
一気に標高1300mの鶴見山上駅まで
10分たらずで連れて行ってくれるので大好きです。(1400円/往復)
山頂付近の紅葉は少しだ早い感じでしたが
さっき十文字展望台から見た
眺望よりさらに上からの眺めが楽しめます。
国東半島がなんとなく地図通りに
丸くなってるのが判る気がするよ。
肝心の紅葉なんだけど
早いと思ったけど自分では良くわかんないんだよね(汗)
これがまだ早いのか、
も少し待てばもっと紅葉するのか枯れるのか
良くわからないです。
けれども隣の内山(1275m)は
すっかり紅葉しています。
よ~し、こうなったら
頂上目指すぞ~~!!
山上駅が1300mってことは
後、75m登れば頂上だ!
しかし、これが変な高さの階段で
キツイです。
おまけに空気が薄いのでクラクラしてきました。
紅葉を見てる振りして
年配の団体さんを先に行かせます(汗)
ノロノロと心臓がバクバク言わないように
慎重に登って・・・・
これが鶴見岳の頂上だ!
初めて来たよ。
どうでししょう!
この青い空
ジェット気流にのって白い雲が
高速で僕の頭上を泳いでいきます。
しかし、由布岳の方を見ると
ちょっと霞んでます。
しかも、気のせいか黄色いゾ
帰ってから知ったけど
これって秋では珍しい黄砂だったんだね。
プチ登山をして体が暖まったので
思ったより寒くなくてのんびりと
雲が晴れるのを待って過ごしました。
下りの索道の時間もあるので
頃合を見て下りのゴンドラに乗り込みます。
(大体行きと同じ顔ぶれのお客が乗ります)
ミニチュアのように見えていた
カワセミ号に再び跨って
また別府側で下ります。
んでもってまたまたR500で明礬温泉の前を通って
空気の良いところまで出た所で立命館大学の方へ下るのです。
この行ったり来たり、
登ったり降りたりの無駄なルート選択が
ソロツーリングの醍醐味と言えるでしょう。(笑)
扇山を中心に広がる草原を見ながら
県道218号線に入り
しばらく細いクネクネ道を抜けて速見IC手前から
右折し「速見・大田ふれあいロード」を通るのが
目的でした。
途中から走ったので距離は短いけど景色と
ゆるいクネクネは最高でございます。
緩やかに下りながら
別府湾を見る
向かいの山が
お猿の高崎山だね。
で、この速見、大田ふれいロードは
結局R10へ出ちゃうのですが
スグにR213へ入り大分空港を目指します。
R213をそのまま進むと
杵築市へ
市境にあった杵築市の看板には
カブトガニの絵が描かれています。
国道はやがて海沿いを走るようになるけど
なるほどね
干潟が広がる海でした。
これならエリザベスと良く間違えられた
カブトガニがいても不思議じゃないな。
そんなキラキラ光る干潟を見ながら
走っていると八坂川を渡って
杵築の城下町へ・・・
武家屋敷など
昔ながらの風景を残す杵築の
酢屋の坂でストップ
杵築で一番有名なスポットかもしれない。
歩いて散策しても良い街なんだけど
お腹が空いたのでお昼にします。
何も調べて無かったけど
こんなお店を見つけて飛び込みで入って見ます。
洋食屋「おわたり」
純和風な昔の住居を利用した
洋食屋さん。
ランチの時間に間に合ったので
Aランチにしましたが
この内容でこの値段ですか?
イトヨリってどんな魚?
(調べるとスズキ科の魚でイトヨリダイって名前らしい。 比較的高級魚みたいだぞ)
とにかくワイン蒸しやホワイトソースって聞いただけで
高いイメージを抱く小市民なのだ。
自家製パンをチョイスしたAランチがこれ ↓
なんか、もう満腹になってきた。
ホワイトソースのかかった若鶏と豚ロースが
柔らかくてとっても幸せです。
ホークとナイフを使うのが
こんなに上手かったのかと錯覚するほど
野菜もお肉もやんわりなのだ。
そして大好物の牡蠣
白身で淡白なイトヨリのお肉に
良いパンチを与えてくれるお味で
ベースのワインが全てをまろやかにしてくれます。
自家製のパンもふっくらとしてて
くるみの食感もよくてとても上品なパンに
仕上がっています。
で、そろそろ僕のグルメコメントの
ボキャブラが切れてきたので
ゴチソウサマ!
食事の最後に運ばれて来た
食後に飲むお冷
雑魚部屋みたいなのが出てきた。
ほんのりハーブの香のする
美味しい水だよ。
ここはリピーター宣言をしても良いお店だな。
また来ようっと!
お上品にナプキンでお口をフキフキして
カワセミ号も上品に
アイドリングのまま静かに城下町を抜けて行きました。
それではホーバークラフトに会いに行きましょう!
(ホバークラフトと思ったけど大分のはホーバークラフトと呼ぶらしい)
大分空港の案内に沿ってR213を走ります。
海沿いからそのまま行けば大分空港で
その手前の下原北から曲がって路地へ
大分空港の南端にあるホーバーターミナルが見える
道にバイクを止めて更に海沿いへ歩いて出ます。
スゲー背の高い迷い込んだら
二度と出て来れそうにない
藪を抜けると目の前が海です。
ブオォォォーーーーーンと
ヘリコプターみたいなエンジン音が聞こえて来た
キターーーー!!
大分港と大分空港間を時速80kmで走ることが
できるホーバークラフトですが
港近くなのでスピードを落としていて
プロペラはブォォォーーーンと周り続けているので
音の割りには全然進んでなくて
水上でホバリングしてる感じです。
下のプロペラによって
船体の下から海水が霧状になって
ホーバーを包みます。
見るとワイパー全開です。(笑)
と、ここからホーバークラフトの見せ場です。
ゆっくりと港に入り
ついに水から陸上へ上陸です。
船が斜面を登る不思議な光景が・・・
音の割りに遅いと思ったけど
アッと言う間にターミナルの方へ行っちゃったよ。
ホーバークラフトは航空便の発着に合わせているので
ホーバーが着けば飛行機も動く。
地方空港なので本数が少ないけど
ちょっと見てる間に運良くANAもJALも飛んだよ
で、ホーバーが大分港へ戻ります。
いきなり道の真ん中から水が噴出す
こんな仕組みになってるんだ~!
運休が決まった今頃知ってしまったぞ。
ホーバークラフトの
タラップが外された直後にフワっと
車体が浮き上って
いきなりドリフトをおっぱじめました。
この大分空港のホーバーターミナルから海まで
S字カーブのスロープになっていて
そこを見事なドリドリ走行で走り抜けて行ってくれます。
真横なったままS字の一個目のコーナーを攻めて
そのまま慣性ドリフトで一気に向きを変える
船長と目が会ったけど
こいつはスゲーテクニックじゃないかっ!
民事再生法適用が決まって
ホーバーの運休となったようだけど
これが見れないとなると寂しいゾ!
大分県の大ブームなんかが来ない限り
復活することは無いだろうね。
「かぼす狩り大ブーム」
「みかん城五つ☆獲得」
「カメルーンブーム復活」
「別府温泉で誰でもダイエット」
「軍艦島を別府湾に移築」
「大分でタナゴ大発生」
「とり天横丁大ヒット」
とかになれば良いけどね。
あぁ、船長さぁ~ん
この後ど~すんの~?
秘密結社に来る~?
(給料、半年でパフェ1個だけど・・・)
このドリフト技術が埋もれていくのは実に惜しい!
とり天さんのレポにもコメントしたけど
ドリフトして交差点を曲がる雪国のバスの
運転手なんてどうだろう?
と、そんな僕の心配をよそに
真横のまま僕の視界から
消えて行くのであった・・・
で、本当に最後かもしれないので
動画もどうぞ ↓ ↓ ↓
ホバーの最後のRUN posted by (C)響
こんな楽しい乗り物が無くなるのは
寂しいよぉ~
(と、言いながら今まで見に来なかったけど・・・)
取りあえず本命のホーバーを堪能できたので
帰路につきましょう。
国東半島の外周を走るR213は時間がかかり過ぎるので
豊後高田までショートカットできる
県道34号で一気に帰ります。
ほとんど車も走ってなくて
追い越し禁止でも避けてくれるので
スイスイ走れます。
田舎らしい風景を見ながら走ってると
でっかい屏風岩が出てきた。
耶馬溪や院内で見る岩場と一緒で
国東らしい風景かも。
引き続き田舎らしい
風景に和まされつつ走ります
夕方になるとアチコチで
籾殻を焼く田舎の風物詩で
この匂い好きなんだよな~。
夕方になって涼しくなったけど
今日は黄砂を降って暑い日だったので
また何もない自販機だけの場所で水分補給休憩
冷たいお茶を飲みながら
足元を見ると秋になるとやたらと道に出てくる
カマキリ君を発見!
この時期になると
草むらにいるとメスに出会えないので
こうして開けた場所に出るのかな?
こいつは体が小さいのでオスでしょう。
良い嫁さん見つけて
食べられないに気をつけてください・・・・と
お茶を飲み終わってヘルメットを被ろうとして
何気なくカマキリ君を見ると
車に轢かれていました(汗)
言葉もありません。
轢かれたてホヤホヤなので写真も撮りません。
その後、地面を見ながら走ってると
やたらとペッタンコになってるカマキリがいる事に
気付きます。
昔、カマキリに小指をかじられてから
あまり好きな虫じゃないけど
習性とはいえ、ちょっと可愛そうに思えてます
カマキリを踏まないように
暗くなる前に帰ろうっと!
宇佐を過ぎで
帰りもHFRで一気に帰還します、
ステージ1を過ぎたところで日没を迎えて
まだほんのり明るい時間にガレージへ到着!
何故か道路が濡れているところがあったけど
どうも夕立が降ったようだね。
秋晴れだったのに夕立が降って
黄砂まで降って変な陽気でしたが
僕の上空は終始
秋晴れなツーリングでございました。
ステファニーを洗濯機に入れて
ツーリングは終了!
またのご乗車をお待ちしています。
by マイナリスト 響
(今回のエビちゃんを探せは「エビ×3」でございます)


