∑・m= チュンチュン
日帰りでも良かったけど
宮崎で迎えた朝
ピーカンの晴天です
ツーリングの時って目覚まし無しでも
不思議と早起きしてしまいます。
なのでホテルのサービスについてる
朝食の時間を待たずに出発します。
市内なんで混むと嫌だからちょっと早目に
行動を開始しましょう。
市内から出る前に
バイクを停めて写真を撮りたかった場所へ
寄って見た。
朝なんでまだ誰もいないみたい
3月にグルメ旅でゆうさんと来た時にはあった
真ん中の枯れたフェニックスみたいな木がなくなってるよ。
では、郊外に出ましょう
R220の宮崎南バイパスへ
ここを走ると宮崎へキターーって感じになれます。
早朝なので堂々と路駐して青島にも寄ってみました。
お土産屋も開いてなくて
青島は完全に朝日で逆光です。
鬼の洗濯岩もシルエットだけ
島まで渡るとシマシマが良くわかります。
島内は後から植えてると思うんだけど
南国ムード一杯だよ。
極楽鳥とかいそうな雰囲気です。
誰もいない海岸を散歩して
カワセミ号はそのまま日南海岸を行くと
見せかけて、都城方面へ行くのだ!
この時点では「えびの高原でも通って帰ろうかな?」程度しか
考えてないままの行動です。
ソロらしいでしょ?
都城の手前から
なんとなく走った都城盆地朝霧ロード
すんごく長閑で良い道だよ。
市内を通過中
都城市の中心部を抜けて
郊外へ出ると「母智丘公園」の案内があったので
向かってみます。
母智丘公園近くにあった茶畑
なんとなく、昔は飛行場でもあったのじゃないかなー?
って思わせる地形です。 (実際にあったようです)
母智丘公園から展望しても
掩体壕を探してしまう変なスイッチが入ってしまったよ。
たしか、牧師さんの情報ではトーチカがあったはずなんだけど
展望台付近では見つけれなくて
グルっと遊歩道を歩かないといけないかもしれないので
捜索はパスしてすぐ近くにある関之尾の滝と甌穴群を
見に行きましょう!
5分ほど移動して駐車場にカワセミ号を停めた所から
ちょっと階段を下ると関之尾の滝が見えてきた。
ちょっと水量が少ない?
でも、実際は虹も出てて綺麗なんだよ。
まぁ、ここは滝よりも甌穴群がメインなので
さっそく遊歩道を歩いて滝の上にある
甌穴群を見に行ったけど・・・
スゲーーー!
初めて見たけど
スゲーーー!
天然の迷路が川幅一杯に出来ています。
グランドキャニオンのミニチュア版です。
(出来方の原理も一緒だぞ)
上流も下流もビッシリと甌穴群で囲まれてる
凄い場所です。
ここはかなりヒットーー!!
(入っちゃダメです)
自然って凄いね?
そんな感動をしつつ
えびの高原を目指しましょう!
何故かまた現れた都城盆地朝霧ロードを
横切って霧島バードライン(県道31号線)へ
霧島神宮手前から県道104号へ入って
どんどん標高を上げて行くと
周囲の木が広葉樹から赤松の森へと変化します。
松の香りと硫黄の香りを嗅ぎながらさらに登る。
峠を越えるとえびの高原です
えびのスカイラインを走る
阿蘇と同じ火山系の山で形成された
国立公園だけど阿蘇とはまた違った
魅力のある場所です。
特徴なのが大小20くらいある
カルデラ湖。
ほとんどは登山かハイキングでしか見れないけど
不動池だけは道沿いにあるので
簡単に見れます。
噴火口の跡なので、まん丸の池です。
酸性の水の為か魚はいなくて
真っ青な水を湛えているよ。
んじゃ、えびの高原を下ります。
高原を下り切る手前にある生駒高原の前を通ったけど
コスモスは3輪しか咲いて無かったよ。
更に高原から下ったところを走る
みやまきりしまロードを少し走ってみます。
僕好みの長閑な道です。
コスモス牧場でクネクネの疲れを癒して
お昼ごはんにしましょう。
確か今いる小林IC付近に
美味しい鯉料理が食べれてたよな~?
昔、食べた記憶を辿って小林IC付近を走ってると
「泉の鯉」の看板を発見!
久しぶりに行った店が無くなるってパターンが多いけど
しっかり営業しててくれてました。
霧島連山から授かった
湧き水で丹念に育てた鯉が食べれるお店です。
コイ科の雑魚を飼ってるけど
関係ないのだ。
敷地内に入ると食材の鯉だらけ!
もう、見ただけで満腹になりそうです。
店内には湧き水を使って
アブラハヤを飼ってました。
こんな魚、飼うなんて店主はかなり
マイナー志向かもしれない。
奥へ行くと座敷へ通されます。
店内はこんな感じ
湧水の池の上で鯉を頂きますが
鯉って食べれない方が多いのでは?
実は僕もそうだったのですが
ここの鯉は美味いのだ。
鯉の切り身を生臭さを取るう為に
冷水でシメる「洗い」はよく聞くと思いますが
ここは珍しく鯉の「刺身」が食べれる所なんです。
鯉コクが付いて1260円
常に厨房でバッサバッサ鯉をさばいているので
ほとんど待たずに出てきます。
定番の酢味噌ですが
柚子風味の味噌でとっても美味しくいただけます。
実は普通に醤油でも全然いけるほど臭みは全く無いです。
鯉独特の小骨が微妙に残る食感はありますが
コリコリとした歯応えはたまらないよ。
半分くらい食べた頃を見計らって
鯉コクが出てきます。
もう、満腹で全部は無理です。
コッテリスープと食べやすい身だけ食べて
御馳走様。
鯉にチャレンジしたい人はここがお勧めです。
滝をも登る鯉パワーを貰った廃墟ハンターは
そのまま高速には乗らずに人吉ループ橋を通って
人吉へ
R221で人吉市内へ向かってますが
手前から山手にあるJR肥薩線の大畑駅(おこば)へ
行って見ました。
駅前のメインストリートです ↓
駅前通りですが
自販機どころか民家すらありません(笑)
着いた駅は秘境駅と呼ばれる矢岳駅と並んで
すごい山の中にある駅です。
スイッチバックもあって
鉄ちゃんには人気の駅でございます。
使ってないスイッチバックの奥は
レールも赤く錆びています。
でも、それがいい!
列車も人も誰もいなくて
僕しかいないよ。
ノスタルジックな駅舎も
昨年のコヨーテさんの案内で来た
ツーリングの時と同じまんまです。
中に入ると相変わらず
名刺だらけ!
誰が始めたのか知らないけど
数え切れないほどペタペタ貼られちゃってますよ。
んじゃ・・
と・・・
僕も貼ってみた。
もし、誰か行くことがあったら探して見てね。
本当はSL用の給水塔が藪の中から見つかったという
情報をどこかで聞いていたのだけど
まだ藪は元気いっぱいで見つけれなかったです(汗)
では、再び駅前のメインストリートを通って
山を下りましょう。
大畑梅園のクネクネを下って
人吉市内
盆地の人吉は暑くて
ノンストップで通過!
R445で帰ります。
普通ならR445から県道25号線の大通峠を超えて
松橋へ抜けるのが定番のルートですが
今日は急いで帰ることもないので
R445をそのまま北上して美里町へ行って見ます。
五木村を越えると
どんどん山の中に入って行きます。
マップルを見ると「人吉へ抜けるが時間がかかりすぎる」と
書いていますがこんな道ならOKだぞ・・・
と、思ったのは最初だけでした(汗)
広くなったり狭くなったりと
田舎の山道らしい道でしたが
「広くなったり狭くなったり」が
「狭くなったり狭くなったり」に変わって行きます(笑)
周囲はいよいよ秘境と呼べるほど山の中に入ってきました。
峠を越えてやっと下りと思ったら
また登るの繰り返しだぞ
一応、道は苔などは少なくて
嫌いな道じゃないんだけど飽きてきた・・・
タイトコーナーの連続でクラッチを握る
左手が疲れて来たので休憩しようにも
何も止まるきっかけが無いまま
更に山の中に入ったところで
やっと人工物を発見!
梅の木轟公園吊橋と言うらしい・・・
結構、近代的な吊るワイヤーが見えない
タイプの吊橋ですが
誰も来そうにない吊橋だけど渡っても大丈夫だろうか?
渡ると思ったほど揺れずに
すんなり真ん中まで行けた
吊橋からの景色は
悲しいほど山しか見えないよ。
絶対、こんな所で夜を向かえたくないし
トラブルも御免な道です。
なんたって1時間以上、山の中を走ってるけど
1台もすれ違ってない・・・(汗)
谷を流れる川辺川も
とうとう、何にも人の手が入ってない大自然のままの
姿になっています。
美里町はまだ~~?(汗)
もう、飽きてるんですケロ・・・
道はあい変わらす登ったり下ったりしていますが
下ると川沿いになってカワセミ号のカワセミの親戚の
ヤマセミが何羽も見れて感動した。
あっ!ヤマセミってこんな奴です ↓
(けっぱり物)
カワセミと同じくとってもキュートな鳥です。
けど、やっぱり道はもう飽きてます。
今から下るんですが
あの森の中に入ってる道はどうせまた
左側にある山を越えるんでしょ?
道はとても国道じゃないけど
きちんと標識だけは立っています。
二本杉峠を越えて
道幅が広くなったけど
ダラーーって走ってたら
美里町のR218に出た!
イヤ~!
マップルのコメント通りでございました。
ロードバイクで秘境探検気分を味あうなら
宮崎の椎葉村周りと同じくらいお勧めです。
折角、美里町に来たので
でっかい日本最大級のアーチを持つ
霊台橋へ寄って見た。
石の積み方が和風の大きな石橋です。
弘化4年(1847年)に架けられた橋で
昭和41年までは車も通ってた頑丈な橋です。
この霊台橋が架かる緑川の支流の下流にも
霊台橋のミニチュア版が架かってます。
大窪橋と言って
アーチは角度が限界の大きさで
組まれているのが特徴です。
では、疲れたので地道で帰るのを
諦めて御船ICから高速へ。 (地道で帰る予定だったんかい!)
早速、北熊本SAでクールダウン
ごく普通のソフトだったけど
冷たくてシャキッとなりました。
後は、高速をバビューーンと走って
家の近所の遠賀川で日が沈みました。
夏休みってわけでも無かったけど
思いつきで走った宮崎ツーリングはこれでおしまい。
今度走るときは秋風の中だな。
それでは秋の風になる時、
また逢おう!


