またまた僕の平日ツーリング
ほんとは明日、国家試験の日なんで
おとなしく試験勉強しないといけないんだけど
まだ、夏をあきらめてない僕は
すっかり涼しくなった早朝にカワセミ号に跨った。
まだ、朝日が出てない時間に
車がほとんど通らない国道を走る。
今日のツーリングは、ソロだし
久し振りブリに嘗ての野草博士と言われていた頃のように
大自然の中で可憐な野草を探す
とってもネイチャーなツーリングを
したいと思います。(ネーチャンじゃないゾ)
向かうのは久住から阿蘇の
大自然の中でノグサと戯れましょう。
今日は何時ものファームロードが最近、快適じゃないので
響ファームロード(HFR)経由で向かう。
と、その前にこのステッカーを貼って
晴天祈願を!
エッ!?
見えないですか?
ここにしっかり貼ってますケロ
めちゃめちゃ目立つところに貼ったとり天ステッカーで
僕の晴れ男パワーと総合効果で
きっといい1日になるでしょう。 Ψ(`◇´)Ψ
(その後、このステッカーが行方不明になります)
まずはHFRの入口を目指して
えふの前を通過
案山子達に挨拶して
イッキに耶馬溪まで走ります。
HFRから山国のR212へ入って
県道28号線で耶馬溪ダム沿いを抜け
深耶馬溪を走る。
奇岩ボコボコを見ながら
錦雲峡を越えたら玖珠町です。
かなりブッ続けで走りましたが
カワセミ号はまだ停まりません。
R210をかすめて
四季彩ロードへ曲がります。
ガラガラです。
この四季彩ロードでやっと青いCBのエンジンを
停めました。
町田バーネット牧場で休憩します。
早朝の牧場では馬がブヒブヒ言ってます。
その馬の柵の前に綺麗なヒマワリ畑が広がってる
もう残暑と呼ばれる季節になっちゃったけど
最後の夏を満喫する風景に出会えてよかった。
やっぱりヒマワリは青空がとっても合うね。
一気にここまで来ちゃったので
しっかり背伸びしてカワセミ号のエンジンをかけて
長者原を目指す
四季彩ロードから
県道11号線(やまなみハイウェイ)へ向かう
草原で早くもお目当ての野草をみ~つけた!!
今年、お初にお目にかかるヒゴダイです。
ナウシカのフカイの植物みたいで
とっても大好きな花です。
ちなみにこれ、キク科です。
早々と目当ての野草に出会ったけど
本当の目的地は長者原にある
蓼原湿原なのだ。
ラムサール条約で保護が義務付けられた
とっても素敵な場所です。
湿原の中は人が勝手に踏み荒らさないように
木の歩道が通ってて
木道沿いに咲く野草が楽しめます。
それではとても野草なんか見そうにない
秘密結社のネイチャーハンターが
可愛いノグサを探してみましょう。
とにかく一杯色々と咲いてるので
全部はUP出来ないんだけど
早速、僕が好きなツリガネニンジンを見つけた。
ちなみに引っこ抜いても人参は出てこない。
野草のくせに見事な造形が良いのだ。
んで、これはワレモコウ
アフロヘヤーの部分が花で
顔の部分が蕾です。
雑草のように普通に咲いてるぞ。
あ~!
これ何だっけ? (野草博士撤回だ)
わ~・・・
ダメだ・・・・
完全に忘れてる(汗)
僕の過去に記事から探すと
「サワギキョウ」らしい。
まさか自分の記事がこんなところで役に立つなんて
ビックリです。 (凄いぞ、昔のオレ)
更に進んで、珍しく無いけど
オニユリ
アリにいっぱい集られているけど
色も模様も形も大きさも
広い草原の中でも一際目立ちます。
あっ!
夏祭りでキャンプ場で見た
シモネタソウだ! (←シモツケソウが正解です)
ピンクの小さい花が無数についてて
とっても綺麗です。
まだヒヨドリバナやナントカソウなど
可憐な野草がいっぱいあって
たまには煤けたコンクリートやボロボロの煉瓦とは
違ったジャンルで遊ぶのも良いな。
ちなみに正しい野草ウォッチングの
仕方はこうだ ↓
基本、頭は草の中だ。
マムシと目が合うかもしれないが
この基本姿勢は大事なのだ。
なにより健気に咲いてる
野草の目線まで近付くことが大切です。
目線を落とすと
白いゲンノショウコ(現の証拠:フウロソウ科)や
赤いゲンノショウコも発見できます。
どうです?
とってもネイチャーでしょう?
もう、そろそろツーリングだって
忘れてる頃じゃないでしょうか?
と、そんなこと言ってもまだバイクには戻りませんよ。
なんたってここに2時間くらい
いたんですから・・・(汗)
まだまだNature hunterの散策は続きます。
遊歩道をネっ転がってばかりで
疲れたので普通に歩いてると
周りはトンボだらけ。
Nature hunterに心を許したのか
ギリギリまで寄っても逃げない。
やはり野生のトンボは
野草に心躍らせる綺麗な心の持ち主を
本能的に知ってるのだろう。
トンボ舞う湿原から森へ入ろうとした地面を見ると
また大きなカエル君が出迎えてくれました。
ヤマアカガエル
初めてこんなに近くで見た。
15センチくらいあって
これまた1センチまでカメラをくっ付けても逃げないんだな。
もって帰りたい・・・
バイクなんで捕獲をあきらめて
湿原から原生林の中へ
久住連山の星生山の山麓に広がる
原生林の中も木の歩道でしっかり
守られています。
生えてる木はそんなに巨木があるわけでも
珍しい木があるわけでも無いけど
この森を守ってきた緑の絨毯が綺麗でした
森の地面一面を覆ってる
フカフカの山苔
山の保水を担い
草木の温床になる
森の揺りかごなのだ。 (ネイチャーハンターらしいセリフを並べてみる)
その辺にある苔とは違って
山の苔は美しいぞ。
さて、蓼原湿原と原生林の旅はいかがでしたでしょうか?
ツーリングだと言うのを忘れて
普通にハイキングしてしまいましたが
高原の朝は涼しくてちょっと汗をかいた程度で
いたって快適なネイチャーハントです。
それでは忘れていたツーリングの再会!
まずは折角長者原に来てるので
県道11号線の定番中の定番の
ショットを撮ってみた。
やっぱりこのアングルが
久住らしくてみんな立ち止まって見るのは納得だね。
僕の前には県外ナンバーのバイクが止まって
撮影してます。
僕は地元みたいなものなんでサラッと
一枚だけ撮って夏祭りで走った筋湯へ抜ける県道40号で
阿蘇方面を目指します。
筋湯手前の草原を快走してます。
あっ!
ここにも咲いてる!
バイクを停めた脇には
また可愛いヒゴダイ
今が一番の見頃で
まんまるで何度見ても飽きない。
後、1週間くらいすると頭の天辺から
ツンツンの花弁が伸びて
パンク頭になっちゃいます。
バイクを停めたその場で
野草が見れるっていい環境だね。
またトンボが留まってたので
寄ってみた。
よくヘルメットにぶつかる奴だ。
やっぱりこの辺のトンボは逃げないよ。
そのまま県道40号線を進むと
モクモクと蒸気を上げる秘密結社の秘密工場がある
表向きは地熱を利用した
地熱発電所です。
県40は再びやまなみハイウェイに出るが
そのまま阿蘇には向かわずに
産山の池山水源に寄って水分補給しましょう。
有名な大きな水源だけあって
今日も元気にモワモワと水が湧き出ています。
湧き出る池の中央には
実際にこの池の底から出てきたと言う
石仏が静かに鎮座しておられます。
今は池の淵に賽銭箱が置かれていますが
その前はみんな石仏に向かってお金を入れて
掃除が大変だったらしいです。 (日本人の悲しい習性だな)
あっ! ちなみにこの話は
老人ホームのヘルパーさんが
おばあちゃんに説明してるのを横で盗み聞きして、
さも自分が知ってるように書いています。 Ψ(`◇´)Ψウヒョヒョヒョ
流れ出る水で喉を潤して
ペットボトルも満タンにして
やまなみハイウェイからミルクロードへ
大観峰側へ入ってすぐに左折
初めて通る道だったけど
この道からでも外輪山を下れそうだ・・・
・・・あれ?
あー!
これ、ここだったんだ~!!
車が全然いない道を下ってると
国造神社を発見!
こんなマイナーな道沿いにあったんだね。
何時か場所を調べて見に行こうと思ってたけど
たまたま思いつきで入った道沿いにありました。
国造神社の境内にある
手野の杉
凄い巨木でしたが
ポッキリ折れてしまい
こうして幹と根っこ部分を保存してるのだ。
樹齢推定2000年
高さ:48m 幹囲:11mの堂々の巨木だ
この神社を過ぎるとすぐに
阿蘇のカルデラまで降りて来ました。
道は細いけど観光バスや
ノロノロの車に引っかかるより快適に下れたよ。
降りた場所は僕が大好きな
阿蘇の農村の中です。
外輪山沿いに長閑な風景が続いてるけど
そこから阿蘇五岳側へ行くと
一直線の道が待ってます。
地図上の測ったら3.5kmくらいありそう。
おまけに交通量はゼロ
こんな停め方したって大丈夫 (放置はダメだぞ)
一見飛ばせそうですが
なんとなくのんびりと走りたくなる道です。
そのままのんびりついでに村の中を
そして二度と辿れない農道を
走り回って
一度も国道を走らないまま
内牧温泉にある「いまきん」に到着!
腹ペコです。
食べたかった赤牛丼を注文
丼物らしくすぐに出てきました。
阿蘇の赤牛君と半熟の卵が最高!
初めて食べた時は赤身メインのお肉でしたが
今日は少し脂身が入ってて
赤身だけよりパサ付き感が無くて美味い。
ゴチソウサマ
満腹なままカワセミ号は
阿蘇山に向かって出発!
散々、マイナーな道ばかりでここまで来たので
しばらく一般車に混じって
メジャーな阿蘇パノラマラインで阿蘇山を登ります。
土日は走りたくない道だけど
平日なので実に気持ちがいい。
杵島岳を見ながら
久々に来た草千里
さすがにここだけは阿蘇一番の観光スポットらしく
平日でも夏休みなので人が多いです。
今日は阿蘇の火口も寄って見ようとも思いましたが
結構車が多くてしかも山頂は曇ってたので
パスして南阿蘇方面に下りましょう。
火の山トンネルを抜けて白水村へ向かいます
この県道111号線の白水村方面の眺めは
何度来ても最高だね
飛ばし過ぎは空を飛んじゃうので
注意しないといけませんが見晴らしが良すぎて
脇見注意の場所でもあります。
下に見えるのが阿蘇カルデラで、向かいの山が
外輪山の南側の久木野村方面
さらに下ると草原地帯から
森林地帯へと変貌します。
この杉木立の中に
野草発見!
阿蘇では普通に道端に咲いてる
キツネノカミソリ
色が綺麗なオレンジ色で
走りながらでも普通に発見できます。
白水村で再び水分補給をして
南阿蘇白水駅で鉄分も補給
駅舎がとってもキャワイイ
着いて2分くらいしたら踏み切りが鳴り出したので
ホームに出て見たらちょうど観光用のトロッコが
入って来ました。
夏休みなので子供連れでいっぱいです。
この列車に乗ると立野の鉄橋などが見れるので
涼しくなったら乗って見たいな。
トロッコの客車はむき出しなので
ちょっと暑そうだよ。
で、ここから何処行こう?
なんとなく行って見ようと思っていた
グリーンロードに行って見ようかな?
白水村からそのまま外輪山へ行くと
自然とグリーンロードに入ります。
車もいなくて気持ちのいいクネクネが続いて
ここは写真も無く、走りに集中させていただきます。
んで、なんとなく吉無田高原へやってきましたが
茶畑が広がる高原に謎の七福神が高原を見渡せる高台に
整列されております。
なぜ、高原の山の上にこんなのが
あるのか不思議です。
さらに吉無田高原を抜けて御船方面へ抜けてると
こんなの見つけたよ。
ツクモさんのお墓じゃないよ。
どうやら史跡らしいけど
昔に掘った水路のトンネルが点在するエリアらしいです。
水の遺産って何時も思うけど
人の力って凄い。
凄い山の中なので
僕もこの水路を辿るのはここだけで断念します。
(だって99個トンネルがあるんでしょう?)
その後「マミコゥロード」と意味不明の呼び名の
広域農道で益城町まで降りてきました。
マミコゥロードの終点の田んぼの中の
自販で水分補給。
今日も昔のジェットヘルで走ってるけど
この時期はヘルメットを脱がずに
水が飲めるのが便利です。
さらに益城町でウロウロしながら
こんな道を見つけて・・・
さらに脇道に入って
やっと益城空港沿いの道を見つけました。
ここが空自だったら
TOP GUNショットが撮れそうな側道です。
熊本益城ICから高速で帰るついでに寄ったけど
とっても見やすくて開放的な空港で
楽しい寄り道でした。
空港に自衛隊も入ってるようで
ヘリが着陸
ヘリが着陸すると
エプロンで待機していた旅客機が
滑走路に出て離陸します
カッコイイ!
でも、でっかい機体で迫力があるけど
築城の戦闘機よりかなり静かなんだね。
しばらくボ~~っとシコーキを眺めて
我に返ったように益城ICを目指します。
空港は意外と標高が高かったようで
この県道36号線を下ると
気温が恐ろしいほど急上昇します(汗)
あぁ・・・夏ってこんなに暑かったっけ?と
今になって思う・・・
高速に入ってもドライヤーみたいな風を浴びながら
北上しますが鳥栖ICを過ぎたくらいから日も傾いて
やっと涼しくなってきた。
なら、今度はヘルメットが気になってしまいます。
久々にジェットヘルで高速を走ったけど
これって・・・・ハッキリ・・・
「ウルサイ」です。
フルフェイスに馴れちゃっていたので
こんなにバフォバフォうるさかったのか?ってビックリ!
ETC半額で帰還です。
最寄の八幡ICを降りて
夕日がとっても綺麗なので
ちょっと回り道をして帰ろうとした瞬間・・・・
パサッ
あれ?
何か視界の隅っこを横切ったゾ・・・?
何だ?
アーーーーッ!!
とり天珍婚ステッカーがナ~イ!!
IC出るまでくっ付いてたので
さっきの「パサッ」はステッカーに違いないです。(汗)
これはまずい・・・
呪いで晴れ男が雨男になるかもしれない・・・
なんとしても探さねば!
来た道を戻るけど
うまく道沿いに落ちてくれてたら良いけど・・・
ゆっくり来た道を戻る・・・
真剣なのでサングラスもはずしてシールドも開けます。
「あったーーー!」
ほら ↓
道のど真ん中にありました。
車に轢かれて無いようだし
なにより高速で飛ばなくてよかった。
(後続車のフロントガラスに「ペタッ」・・・ミタイナ)
樹脂部分に貼ってたのが悪かったようなので
ここならどうだっ!
ちょっとシワが気になるが
その場で貼ったので帰ってからしっかり
シワを伸ばそうっと。
とり天ステッカーを探してると
ちょうど夕陽が綺麗になってきた。
明日も晴れかな?
明日?
あっ・・・・・・(汗)
明日、試験やん・・・
すごく嫌なこと思い出したけど
今日の楽しいツーリングのフィナーレです。
では、また風になるときに会いましょう
by マイナリスト 響



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