響とバイクと川遊び

九州もやっと梅雨明け宣言されました。



まだ太平洋高気圧が弱くて最高の天気とはいかないけど

梅雨明け一発目のツーリングです。




平日で前日まで天気予報と相談してたので

ソロで長崎県の平戸方面へ行って見ます。




晴れてますが

福智山はすっぽり雲に覆われてるよ。



天気予報は晴れマークだったので雨の心配は無いと思うけど

困ったことが一つ・・・





散々、ニュースで見たと思うけど

ちょっと前に襲った北部九州豪雨で

九州自動車道の福岡～大宰府ＩＣ間が通行止に

なってて、迂回のトラックなどで周辺は渋滞しているんです。



普通なら家の前から高速に登って

バビュ～～ン！と長崎まで走っちゃうのですが

バイクで渋滞の中をスリ抜けするのが嫌いな僕は

大きく迂回するコースを取ります。






Ｒ２００から夜須高原へ



碓井町から県道へ入って

夜須高原向かうと標高が高いので

雲の中に入っていって

ちょっと寒いくらいです。



もしかして

ほんとに曇ったのかと思ってテンションが下がりましたが

峠を下ると下界はしっかり夏空でした。




真夏になると夜も朝もムシムシするけど

まだ太平洋高気圧の端っこの中なので涼しくて

インナージャケットを着たままでＯＫ




農道を走って筑前小郡ＩＣから大分長崎道へ入ります。






佐賀県に入ると途端に暑くなってきた・・・（汗）







インナーを脱ぐため金立ＳＡに寄って

ついでに遅い朝食を採りましょう。





リフレッシュして

このまま佐世保ＩＣまで走るコースもあるけど

武雄北方ＩＣで降りてＲ４９８で

佐世保を目指します。




高速みたいなバイパスを高速で

パスして一気に国見峠へ




流石に佐賀方面と佐世保をつなぐ主要道路なので

交通量が多いけど

元は有料だったのがタダになってるので文句は言えない。




この国見峠はかなり上まで登るので

景色が良くて大好き



急な棚田が続きます




峠の方はまだまだ登っております。




こんな峠をバイクで走ってる時って

「車って、なんて遅い乗り物なんだ！」って思ってしまいます。








しばらくノロノロに付き合ってると

ようやく頂上です。



国見トンネルを抜けて

一気に佐世保市街地へ入ります。

　

真夏の熱風の洗礼を受けました（汗）



Ｒ２０４で南下すれば佐世保市内ですが今日のツーリングでは

郊外にある西蓮寺を最初のスポットに選んでみました。



僕が神社仏閣に寄るのは珍しいことなんだけど

ここにはこれがあるんです。




「めがね橋」



自然に出来た橋としては

奇跡の造形じゃないでしょうか？


礫岩（砂岩）みたいな地質で

風化したか何かで穴が空いたのでしょうが

やっぱり謂れがあるようです。






「むかしむかしのことじゃった、

大きな鬼がおってのう、ここで昼寝をしておったんじゃ。

でな、鬼が目を覚ました時にウ～ンと背伸びをしたら

伸ばした腕が岩に当たってぽっかり穴があいてしもたそうじゃ」　

（説明文　響流デフォルメ入り）






と、こんな鬼の背伸びパンチで開いた

めがね橋で記念撮影




セルフ全力ダッシュです。


一発目のスポットなので体力はまだ

満タンです。






何処にって？





遠すぎて見えないと言う

老眼の方のためにぞうそ！　（僕も近くが見えにくいんですが・・・）




そんな奥まで行かなくても

手前で撮るという事を

思いつかなかったのでしょうか？




それでは目的の平戸へ向けて

Ｒ２０４を北上！



大きな橋が建設されてますが

あの真ん中の橋の上に取り残されたくないね。


今の季節だと降りれずに

天日で煮干になりそうです。



佐々町から海沿いの県道１８号に入るとホントに

煮干の香りが漂う小佐々町に入りました。





大好きな小佐々の斜めの橋を見ながら

反対を見ると素敵な廃墟が！




やっぱりハキョリは一個くらいは入れておかないとね。


これは小佐々にあった炭鉱の石炭を溜めて

船に積み出すためのホッパーの跡です。



ここで水分補給をして先へ！





再びＲ２０４に合流して

田平の道の駅でまた休憩！　（こまめな水分補給はこの時期重要）


シンボルの巨大なカブトムシが出迎えてくれます。





何度見てもリアルだ・・・



もし動く本物の虫なら

ムシキングはこいつだナ。

（って、その前にこんなのが家の電気に飛んできたら恐ろしい！）





おＮＥＷの水を買い込んで

道の駅を出発！　（Ｔ２さんチックにカッコよく言うと「リ・スタート」です）




そして平戸大橋の何時もの場所




真っ赤な吊橋はやっぱ

綺麗だワ。



しばらく海峡を眺めます。





あっ！そうだ！

眺めるならこのポーズしなくっちゃ！








それではこの

平戸大橋（１００円／自動二輪）を渡りますが・・・




今までなんともなかったのに

ここだけ風がめちゃ強くて死にそうでした。


プラス高所恐怖症（バイクの時）なので

超へっぴり腰走行です。





２５０ｃｃくらいだと怖くて降りて押してたかも。




恐怖に打ち勝って平戸島へ渡って

平戸市街地から

素敵な路地を登って平戸ザビエル記念聖堂を見学します。




平戸教会の前にバイクを停めて

お寺と教会が見えることで有な坂を下ります。





とっても趣のある石畳の坂です。



その坂の下の方まで下って

振り返ると寺院と教会が見える

珍しい光景が見れます。




光明寺のお堂の上に

ザビエル記念聖堂の塔が見える

和洋が織り成す平戸らしい美くしさが見れますよ。





ザビエル聖堂で一回目の懺悔をして

平戸の路地裏探検。





大ソテツ通りと名の路地を行くと

そのまんま大きな大ソテツが生えてます。


グニャグニャの幹が生き物みたいです。




さらに路地裏を探検してると・・・





足湯を発見！






平戸は温泉でも有名で

僕も何度か入りに来たことがあって

足湯くらいなら何処にでもあるので停まらないのですが

「うで湯」って書いてるので停まって見た。




靴脱ぐのめんどくさそうだけど

腕くらいなら入ってみよ！



触って見ると

「熱っ！！」　（←ほんとに声に出して言ってしまった）



周りの人が「足湯の方は温いですよ」と言ってくれましたが

うで湯に浸かってる方が

「腕をまくって入れてごらん」というので

入れると最初は熱かったけど

馴れると気持ちがいい。


しかも明らかにお湯がヌルヌルで濃度の濃い

ナトリウム泉だとわかるほどです。


両腕をしっかり湯治させて

タオルで腕を拭くと


「ゲゲッ！」



すげー垢がボロボロ出てくるんですけどぉ・・・




毎日、ちゃんとお風呂でこすってるけど

僕ってこんなにキチャナイのか？

と、ちょっとショックを受けつつ


平戸の街から出ます。




なんか、走り出すと腕がやたらと涼しいです。


まさか、垢が取れたからじゃないよね？

（温泉の効能＝神経痛・婦人病・垢落とし）







ほんとはこの時点まで

目的地は実のところ生月島でした。



年に一回は行くことにしているほど好きな島でしたが

どうやら平戸市内と生月島の方面は

どっぷり曇ってるようです。




なので生月島はまた今度ってことで

晴れてる南へ行って最西端の宮ノ浦へ目的地を

変更しました。



平戸島を縦断するＲ３８３を下ると

本日２個目の懺悔スポットの宝亀教会へ到着！






長崎らしい小さな村の教会です。



マイナーで日曜じゃないので

一人静かに心を清めるには

最高の教会です。




僕の清らかな心は更に綺麗になっていきます。




ザビエル記念聖堂と宝亀教会を回って

これ以上綺麗にならない僕の心身ですが

もう一個回っちゃいます。

平戸島の中で平戸の次に大きな街にある

紐差教会へ行きました。




今まで曇ってたけど

心の綺麗な僕が着いたと同時に雲が切れて

青空が見えてきた。




紐差カトリック教会



階段までバイクを持っていったのは

この教会が巨匠、鉄川与助の手によるものだから

一緒に撮りたかったのだ。



ここでも心身を綺麗にして

もう神の領域に達した僕は




「道をあけよ！」








「雲よ、去れ！」






「ギャルよ来い！」





と、好き放題で

神通力を使わせていただいています。





着いたのは「根獅子の浜」



白い砂浜とコバルトブルーの海がとっても綺麗で

端っこはビーチになって

若い水着ギャルさんがキャーキャー言ってます





あぁ・・・









まざりて～～～！！









おっと、いけない

心を綺麗にしたばかりでした。



（ギャルのＵＰの写真は無いかって？）






（あるよ）





トリミングしたら隠し撮りみたいになっちゃったけど誤解しないでね。




海も水着もまぶしかったビーチの横には

同じく綺麗な響秘密結社のプライベートビーチが

あります。




　
どうぞ自由に使っていいですよ。　（太っ腹なところを見せてイメージＵＰ大作戦なのだ）




ただし女性はビキニで男性は端っこの

岩場で遊んでください。


あと、カキ氷２０００円や

焼きソバ３０００円など美味しいものいっぱいだよ！





それとゴミとか残したら罰金１０万ギルいただきます。




島の西側にある根獅子の浜からそのまま

海沿いの道を走ってみます。






国道で一気に先っちょの宮ノ浦を目指すより

面白いかも。








道は細くなったり広くなったりしながら

飽きさせない道が続いてるよ。








道はメインのＲ３８３に当たますが

もう、ココまで来ると先には漁港しか無いので

まったく車がいないです。




緑の草原になった田んぼと

海をみながら先っちょに向かってます







最後は志々伎で国道も終点になって

宮ノ浦までは県道１９号線しか無くなりますが

時々見える海がとっても綺麗です。





海が青い！



神の力で追いやった雲が山の向こうに

引っかかってます。



しばらく県道のクネクネを走ると

いきなり漁港で終点です。



ここが本日、生月島に変わって

目的地になった

橋でつながった日本最西端でございます。

（ちょっとこじつけっぽいのがナイスです）



かなり無理やりな最西端ですが

お土産屋とかがあるわけでは無く、

観光資源にしようという気は更々ないようで

好感がもてます。




そりゃそうでしょうね。


漁港しか無いんだから・・・



民宿が数件あって

魚釣りの拠点しては良い場所ですよ。



車で行くとちょっとガッカリかもしれないけど

バイクだとここまで行く道が最高の観光です。




道を五感すべてを使って楽しめるのは

バイクの特権だね。



平戸島を国道でさっさと抜けて

帰りはＲ２０４で素直に佐世保市内へ向かいます。





最後は海沿いの県道１１号線で市内へ




佐世保のシンボルの

造船所が見えて来ました。




夕方近いので車が多くなってきました（汗）




もう、お気付きになったかもしれませんが

そうなんです。


昼ごはんを食べるの忘れてました。




行きがけに金立ＳＡでパンを３個も食べたのと

生月島のアゴだしラーメンを食べるつもりで

予定が変更されてお腹も空かなかったので

食べるのをすっかり忘れたのです。



帰り道の平戸大橋の恐怖に耐えつつ

渡りきって「ホッ」としたら急にお腹が空いたので

食べて無いのを思い出しました。




んじゃ、帰りは佐世保から高速で帰ろうってことで

佐世保のここで昼御飯＆おやつタイムです。





佐世保バーガーの

ＬＯＧ　ＫＩＴです。



美味しいハンバーガー屋が沢山ある

佐世保ですがここが一番バイクを停めやすいので

迷わずここへ。




店内は平日で変な時間（１６：００）なので

誰もいなくて貸切です。



土日の昼間は店内に入るどころかテイクアウトでも

２時間待ちなんてこともあるお店です。



僕の注文したバーガーの調理で

店内が美味しい香りでいっぱいになって行きます。



ハンバーガーを待ってるとめにまるさんからメールが・・・


「地震でスッ転ばないように」と言ってます。


全然気付かんかったばい。（汗）



メールを返信してると

佐世保バーガーが小さなトレイに乗って

やってきました。





デケーー！



やっぱ、大きいよ！




トレイが小さいんじゃなくて

バーガーがでかいんだね。




普通のハンバーガーの２．５倍くらい？




ジューシーなベーコンやフワフワの玉子もマッチして

有名になるのもうなずけます。



お腹すいてたけど

１個で満腹です。





ご馳走様！　アーメン






では、高速に入る前に

目の前の港で軍艦ウォッチング！




日米の船がひしめく軍港であります。








メッサーラを埠頭に乗り入れてます。



関係者以外立ち入り禁止と書いてますが

神なので良いのです。　（魚釣りする人がいっぱいいたから）




あぁ・・・

港と言ったらこのポーズしなきゃ！




そういえば２年前もここで

同じポーズしたことあるな。



そして帰りの高速では

２年前と同じように行く手に入道雲が！（汗）




西九州自動車道から

長崎道に入ると電光掲示板に

「武雄北方～多久ＩＣ間　雨８０ｋｍ規制」の嫌な文字を

見てしまった。



だんだん道路が濡れて来た・・・




あ～・・・


教会を３つも廻って

神の領域に達したと思ってたけど

カッパマンに変身か？





と、ドキドキしながら走ってると

道路はビチャビチャに濡れてるけど

夕立が上がった直後みたいです。



おかげでメチャクチャ涼しい中を帰れて

ラッキー！


教会のお祈りが効いてるようです。





でも通行止め区間は５ｋｍの渋滞らしいので

行きと同じく筑前小郡ＩＣから夜須高原経由で

帰りました。





梅雨明けして夏本番のツーリングは１年振りだった

今回のツーリング・・・






「あぁ、夏のツーリングってこんなんだったな」と

思った一言・・・








「トンボ　　ジャマッ！」







以上、終始シャドーボクシングのように走った

平戸で心身を清める懺悔ツーリングでした。